「二人 短編」を含む小説

西暦二百年代初頭の地中海東岸、高原地帯。 二人きりのごろつき隊商、フェイとロン・ロン。 ある日、酒場でいわくありげな女と出会う。 深い紫の瞳、煌めく黄金の髪。 そんな彼女が抱え…

彼と彼女は、二人きりの文芸部員。 今日も創作に励む二人。 しかし、互いに言えない秘密があって……！？

地上は荒廃していた。戦争の痕だろうか、歩兵用と思われる細長い武器が地面に突き刺さり、不発に終わって信管はなく外郭だけが残った爆弾が転がり、戦闘用自律兵器が崩壊したまま放置されてい…

陽光に照らされながら、いつもどおり君が目の前にいる。 （二回読んでみてください！）

初夏のある日、豪雨の中呼び出したのは一番の友達、雫。 びしょ濡れになってしまった雫を着替えさせるも、彼女は無防備な姿のままだった。 その気などなかったはずの茜は彼女を押し倒してし…

美術の制作課題に取り組む二人の女子高生、マヤとショーコ。 マヤは頑なに絵を見せないショーコの隙を伺いつつも、彼女の栞の話を聞くことになる。 才能と評価。無邪気な言葉は時に残酷であ…

三穂 由貴子（みほ ゆきこ） 高校2年生。山あいの小さな町・結田生まれの結田育ち。地元が嫌いで、大学に進学してこの町を出る日を待ち望んでいる。古くてダサい名前も気に入っていない。…

唯一の肉親である母を亡くし、全てを諦めようとしていた盲目の少女は、雨の天使に救われる。 小さな名も無き村で、二人は心を通わせていくが、天使と人間が恋に落ちることは、許されない。 …

薄暗い夏の歩道橋の上。 僕は不思議な女の子に突然話し掛けられた。 高校生の女の子、実《みのり》は毎日決まった時間に現れて、僕に話し掛けるだけ。 黄昏時にしか逢えない、二人…

松原結那（まつばらゆいな）は28歳の社畜OLでクタクタな毎日を過ごす。 ある日、家のポストに同窓会の誘いのハガキが1枚入っており、久しぶりに青春を共にした友達と会いたいと思い…

※文学フリマ東京38にて無料配布したSSです 塩垣蓮司は夢を見る。 大学時代の同期―保科孝文―の夢を見る。 夢の中で二人はキスをしたり、それ以上のことをしたりする。 ある日、同窓…

　喧嘩が収まり笑顔に出来るから人形劇が好きだった神風神威。 　しかし、両親の大喧嘩の時に人形劇で笑顔に出来ず人前でするのをやめてしまった。 　友達はいるが見せる事無く、屋上で一人…

淡々としたお姉さんが、ショタと戯れるお話です。 よろしければ、どうぞ。(*_ _) ＜あらすじ＞ 道端でサンタの叔母様から、薄い本をもらったお姉さん。 それと同時に、ショタの…

ゲイである恋愛小説家、山城要は学生の頃から付き合っている佐野惣吾と寝食を共にしている。ある日、若手編集者からある短編小説を書かないかと打診される。テーマは「結婚」。変わらない僕ら…

この”何も無い”星でなければ、できないことがある。 その為だけに、まきまきと菜菜子の二人は宇宙船から降り立った。 滾る情熱を、この宇宙の果てで燃やすため！ 何も無い白い星を管理…

街を転々とする流浪人と住人。 二人の、些細な出会いの話。

この世界ではたった二国が対立している。 ライグライト公国。城壁に囲まれた都市。たった一つを除き、全ての国を同盟国としている。 絶対不可侵領域・魔導衆。自然豊かな浮遊する島国。…

【note創作大賞最終候補作】 19歳大学2年生のミライくんは、1年半の片思いの末、カフェの店長ユキヒロ（ユキさん）と恋人になる。 ユキさん宅の近所には、マイケル・ジャクソン（マ…

「あなたのこと、助けたいと思える私ならよかった。 　でも、できない。……私も、あなたにいじめられてたんだと思うから」 科学よりも宗教が優勢になった、とある未来の時代。 悪人は「…

これはとある夫婦のとある日常である。 世間では、恋人達には特別な一日でも、二人にとってはありふれた日常。 ――――――そんな二月十四日の出来事。