「エレベータ」を含む小説

十二月。高校一年の戌亥義男は、文芸部員として部室で過ごしていた。そして、一緒に部長である月島結衣がいた。結衣は、学校でも有名な金持ちのお嬢様で、見た目は完璧ながらも変人としても知…

土手にできているマンションのエントランス部分で男が死んでいるのが、早朝の新聞配達員が見つけた。エレベータのドアが閉じたり開いたりしていたので、すぐに怪しいと思い警察に連絡したのだ…

デイヴィッドは世界一の大金持ちの目を真直ぐ見つめて言った。 「私の目標は地球を大きくすることなのです。遠くない将来に宇宙への架け橋をご覧に入れる事をお約束します」 PROJECT…

「ご飯を作ります！」――子供の遊びに巻き込まれ、エレベータから異界へと飛ばされてしまった福祉職員、遠野（とおの）。 　怪異はびこる奇妙な世界で逃げ惑うなか、伝説の迷い家を探し一…

　感情は錯綜としていた。 　それぞれの心には秘密があり、そしてその秘密に翻弄されながらも、僕たちは日々を過ごしている。 　僕、祐介はイベントプランナーとしての顔とは別に、もう一つ…

人との距離を感じる奏向、他人の言うことを聞かない遥香。ふたりがふとしたきっかけで、地球からシリウスまで家出旅を始めます。 「……ここじゃないどこかへ行きたい」 「なんだよ、それ…

杏奈は殺人事件のあとはじめてダブルベッドで寝たが、もちろん眠れるはずもなかった。 真夜中をすぎても、暗闇の中でますます目がさえて、窓の外の通行人の足音や遠くの車のタイヤのきしむ音…

主人公「内藤　茂」が様々な経験を積み成長して行く。今よりもずっと未来の話。 主人公の一生を描いた物語。 ※改稿を行い、一話当たりの文字数を減らしました。アクセス数がおかしいのは…

「ねぇ知っている？」 「何？」 「ほら、川向こうのタワーマンションで起きた殺人」 「あっあの、子供を含めて家族が殺された奴？」 「その殺された子供ね」 「何？何？」 …

帰宅すると、マンションのエレベータに女がいて （なろうに重複投稿しています）

都内に住むアンは、大学受験と恋に悩む高校三年生。 理解者であるじいちゃんの部屋で聴く「DISCO音楽」が大好き。じいちゃんのお気に入りはアース・ウィンド・アンド・ファイアーの「セ…

人類初の宇宙エレベータ計画、 それが、PROJECT BABEL たった1キログラムの物を運ぶために1万ドルを必要とするロケットによる宇宙開発。宇宙エレベータが完成すればその費用…

　私が参加する体験実習の職場は軍隊それも宇宙艦隊。緊張しきりの私が出会たのは筋肉野郎ではなく細身な女の子。彼女は現役軍人で実習の新人講師だった。 　高速昇降台車に乗って宇宙艦隊の…

『エレベーターの整備士に質問です。エレベーターの底で見た、もっとも奇怪なものはなんですか』という質問に対する人工知能の書き込みです。（正直翻訳には自信がないので、多少の誤訳は、ご…

　大学を卒業して間もないヒカリは、ちょっと不思議な仕事に就いている。 　仕事の制服に着替えることで、すでにこの世を去ってしまった人々が暮らす異世界、通称ミナタへ行くことができ、ヒ…

次世代クリーンエネルギーとなる熱核融合炉実験成功の記者会見の場で、突然常温核融合炉というオーバーテクノロジーを発表し、地球のエネルギー問題を解決した天才少年科学者徳永秀康。 その…

此処は軌道エレベーター、静止軌道ステーション「ヘリオトロープ」。 わたしとザーリャは三万六千キロメートル先の地上に落ちる流星群を探す。 流れ星に願いを託すために。 三千字の短編…

　２０２５年４月５日、いきなり地球がもうひとつ増えた。月を挟んで反対側に、いきなり地球がもうひとつ増えた。 　でも、そんなことは割とどうでも良かったりする。 　身体が変わってし…