「なくしたもの」を含む小説

なくしたもの、逃したものばかりのきょうだいの短いお話

会社の田添さんが大事なものをなくしたという。 KAC2024 ～カクヨム・アニバーサリー・チャンピオンシップ 2024～参加作品 お題「トリあえず」

　クロノヒョウさんの自主企画 『第33回「2000文字以内でお題に挑戦！」企画』に書き下ろしました。 　テーマは【とある妖精の一日】 　ジャンルは【SF（すこしふしぎ）×なくし…

　柊　聖（ひいらぎ　せい）の日常には、魔法少女がいる。 　雪村　翠（ゆきむら　すい）。それが、美しいアッシュ・グレイの髪を持つ、彼女の名前。 　ひとつ年下だけれどずっと背の高い、…

記憶をなくした主人公は一緒に倒れていた「カイル」と旅をすることになった。

戦乱が続く大地―――グランガイア。 北部の海村に一人の男が流れ着いた。 男は自身の事を何も覚えていなかった。 ただ一つの所有物以外に男の持ち物はなかった。 男は自身の記憶を取…

心配させたかった

重いテーマをつたない言葉で綴ります。何となく何かを感じ取って頂ければそれだけで嬉しいです。

須藤有希が久しぶりに登場しました。彼女が登場するお話は、誰かに読んでもらうというより、自分のために描いたお話といった方が良いかもしれません。そんな内容ですが、読んでいただけたら嬉…

※『迷図』のオリジナルversionとは 迷図には入っていない閑話（:ドッペルゲンガーと出会ってしまった話）が差し込まれたものになっています。 【あらすじ】 　龍之介は、幼い…

世界を巡ってはマグカップを売っている少女と、偶然少女に出会った青年との、不思議な一夜の物語

　酔いつぶれてタクシーに乗った佐々木は、気がつくと見知らぬ町にいた。「二段坂」その町はとても奇妙なところだった。住人たちは、とある少女のために機械的に働いていたのだ。 　丘の上の…

一日一つ。掌編を更新していきます。 少し不思議なショートショート集です。 以下いくつかの話のあらすじ 『ヤドリメ』 　ある日、へそから芽が出ていることに気づく。その芽が自分に気…

最愛の彼女が海に消えた。 ＊　＊　＊ 気がつくと海の底にいた。 そこで、十年前から忘れられない、麦わら帽子の少女と出会う。 『ここは、海の底。なくした現実を取り戻すところ』 …

戦争中に結婚し、夫は数か月で戦争に。 そして、お腹に子供がいるというのに夫を亡くしてしまう。 どうやって生きていこうか、と。 主人公は「先生」ですが、全てをなくし食べるものもな…

記憶をなくしたものがバス停で女性と出会う話。 彼に残っている記憶はその仕草だけだった。

緑（りょく）はかつて天才占い少年と呼ばれていたが、高校二年の今は凡人。すっかりやさぐれてしまい、占い部の勧誘も無視する。そんな彼の下に現れたのは、実家の神社で暮らすタヌキの神使ポ…

スクラップ置き場には、使い道をなくしたものたちが集められる。 その中には、思いもよらぬものが混じっていることも、たまにあったりする。 ポンコツとガラクタ。 彼らはスクラップに囲…

いきなり２２才、大人ですねとか言われても、困ります。 消えた時間、消えた記憶、消えた彼女。 残っていたのは、予言書ひとつ。 予言書を書いた大魔法使いさまが言うには、手掛かりは異世…