「お月様」を含む小説

長期休みのときにだけ会える素敵なお姉さん、それが私の抱いていた優月さんに対する印象だった。

「生まれつき盲目の旦那様。わたしがお月様の美しさを教えてあげなくては…！」 「…可愛らしい、なんて使う相手が俺にできたとは……」 二人して一途で奥手なものだから、観てる方は惹き…

月にある「ネザーランド」って国からひとりの女の子が地球にやってきた。 女の子は、ウサギの耳と可愛い尻尾を持ったドワーフ人。 彼女がネザーランドを出たのは思春期によくある家出って…

時は一九六九年。 ソ連とアメリカの間で、宇宙開発競争が激化していた。 そして七月二十日夕刻。 聡明で勇敢な三人の宇宙飛行士が、アポロ十一号に乗り込んだ。 マイケル・コリン…

お題「月の欠片を拾った夜」 この題で書いた4話を集めました。1から3話はもう2年前です。 名前はみんな一緒ですが、1話と4話以外は別人です。

　姿を消してしまった少女、山田海を救うために変わった相棒『魚』と一緒に森にやってきた本田星は、そこで一人の少年と出会った。少年の名前は葉山澄と言った。澄は自分のことを森の門番だと…

　ボクが暮らす国では、赤い月が夜空に浮かぶ夜は不吉なことが起こると言われていて、『白い森』には恐ろしい魔女が出るから、誰も『白い森』には近づかない。 ある赤い月の夜、人間の言葉を…

甘い甘いお月様の光の下、出会う二人。 けど、朝になれば。別れてしまう短い逢瀬になる。 けど、女の方は忘れずにいた……。

　🍌バナナ姫、今度はSFだ！ 　自作小説『爆裂エルフ☆バナナ・パインテール姫の冒険』で地上から謎の虹色🌈エネルギー波（時速60〜96キロ）でヒロインの🍌バナナ姫はあわや月を破壊…

優しい優しいお月様と茨姫。 今宵はどんな話を致しましょう。

　警察官になって六年目である木場隆史は、童顔にして低身長、おまけに軽佻浮薄な性格という刑事らしからぬ特性を兼ね揃えていた。 　そんな木場は、今年度から晴れて捜査一課に配属され、有…

那智 風太郎様主催の自主企画【『月』をテーマにした作品】に参加しています。 ちょっと変わった趣味(性癖？)を持つ夢女子がお月様に願いを叶えてもらう話です。

――魔導士なんかと結婚なんてしません！ 西北部から中央の帝都を越え、お見合いをしにやってきた生活魔導士フィリポス。 兄が駆け落ちしたせいで、貧乏領地を継がないといけなくなった男…

誰かと静かにお話したい夜は誰だってあるぴょん。一人で考え事したい時だってあるぴょん。街を見下ろせる場所でそんなことをしていたら、ちょっと心が落ち着くなんてこともあるかもしれないぴ…

　なんで夜は暗いの？ 　それは、お日様が居眠りしてるから。 　なんでお月様はずっとついて来るの？ 　あなたのことが羨ましくて、いつか隙を見つけて入れ替わってやろうと思っているの。

春らしくぼうっと霞んだお月様を、会社帰りに見上げました。 少し優しい気持ちになって、今日のヒグラシは『いもむしモード』です！

「宇宙背景放射」 天文学用語で、宇宙から等方的に入射する電磁波（光）のこと。宇宙最初の光の名残りとされる。「宇宙マイクロ波背景放射」とも呼ぶ。 「なんでもありません。神様が世…

「僕がかわりに死んでもいいのに…」 少年はそう言った。