「お前にとってはな 短編」を含む小説

俺はごく普通の高校生。 だけど付き合っているのは幼馴染で学校のアイドル・紗季だ。まさに夢みたいな毎日を過ごしていた……はずだった。 ある日、親友の秀一が「どうしても言わなきゃい…

　俺たちは遭遇してしまった。『雪女』が人を殺してしまう場面に。 　「このことを誰にも言わないで。でないと、あなたたちの命はない」 　そう命じられ、ひたすら沈黙するつもりでいた。…

「お前さ、茅子(かやこ)のコト好きだったんだろ？」 俺たち三人、茅子、暢(とおる)、そして俺（丈(たけし)）は同中の幼馴染みだ。 いや、茅子と暢が家も隣同士のホントの幼馴染みだっ…

　ある日の夜9時頃。最近やたら俺に懐いている後輩、夏木駒瑠（なつきこまる）がほろ酔い状態で俺の部屋に「泊めて」と尋ねてきた。帰らせようとしたり、送って行こうとするのだが。 「―…

メロスは王に激怒した。 父は勝手に五十万のお金を引き落とした俺に激怒した。 母はヘソクリを持ち出して勝手に使った俺に激怒した。 そして俺は……つま先を苦しめるタンスと、嫁（推し）…

上杉景虎、実父北条氏康、養父上杉謙信。偉大な父を持つ彼は政治的な理由で北条家から上杉へと養子に出された。 関東を包む複雑戦力状態、西には膨張し続ける織田家。そして義兄弟上杉景勝。…

普通の青年、如月レイの前に現れたのは毛虫の宇宙人⁉ モスと名乗るそのエイリアンと仲良くなり、数多の苦難を乗り越えてきたレイ。 今モスは繭の中で己の力と向かい合い、レイは襲い掛かる…

「愛人とその家族を養いたい。婿養子の義務で遺伝子だけは提供してやる」 　悪びれもせずにそう言った婚約者を、私はひっぱたいていた。 　金髪碧眼・眉目秀麗・成績優秀・魔術師としての…

黒川ツバメは、空想癖のある女子中学生。ある雨の日、町で一番大きな河に落ちたツバメは、川底で巨大な白い龍と出会う。 カンダチと名乗った白い龍が、ツバメに言うことは「俺の大事な玉が…

結婚式後の初夜に、夫となるジュリオから、「俺がお前を愛することはない。この俺の心はステファニアだけのものだっ！」と告げられた猫好き転生令嬢キアラ。 ジュリオとステファニアは愛し合…

【この度、「コミックライド」様よりコミカライズが決定いたしました！】 「――勇者よ、貴様に世界の半分をやろう」 「――なに？　世界の半分だと？　それはつまり……俺とお前で結婚す…

この道を通らなければ。 この店に寄らなかったら。 あの人に逢わなければ。 そんな事を感じる瞬間、ありませんか？ ● 引っ込み思案で人見知りだった少女は、優しい記憶と豊かな愛…

【１１月１日、角川スニーカー文庫より書籍版発売！】 学校にバイトがバレた。 校則違反を見逃す代わりに僕に命じられたのは、我が校が誇る美少女四姉妹が暮らす家の家事代行だった。 …

「シャルロット、お前はソフィーをこれまで虐め抜いて来ただろう、私はその様な品性の無い女とは結婚する気はない！　婚約破棄する！」 公爵家令嬢のシャルロットは学院の卒業パーティーで…

「この４個……　４ヶ条としよう。これら条件を全て満たせば、きっと最高の旅立ちに臨めるはずさ」 　だといいな。 「それを祈願する意味でも、４ヶ条、シぬ気でやり抜こうね」 　も…

「断る」 　そう言って偶然居合わせたその場で、■■■は、□□□の頼みを一蹴した。 　幼馴染としてよりを戻したいと言われても、□□□の言葉には全く誠意を感じられなかったからだ…

どうやら、夫には愛人がいるらしい。おまけに、愛人の子供を私の子供として偽るつもりとか。 裏切りに気がついた私であったが、実家に頼ることもできずに窮地に追いやられてしまった。 こう…

貴族や平民などの立場に関わらず、保有する魔力の量が多いほど偉いと言う世界。　　 しかし、長い時間が流れその認識は徐々に薄れて行った。 今はただ、魔力を多く保有しているのは貴族に…

365日周期で記憶がリセットされる幼馴染、西條有紗と2025年までの3日間を過ごすだけのお話。

青年魔術師のもとに「お前のかけた呪いを解け！　オレはおっさんだ！」と美少女が激怒してやってきたが、彼には全く心当たりがなくて……。とりあえずその剣しまってもらえませんか？ ※本作…