「#葛藤 #血」を含む小説

　時は天正五年、所は近江国。 　今をときめく織田家に仕える武人、直刃は、近頃近江の各所で頻発する人食い虫の調査と撲滅を命じられる。古くより近江に根づく言霊使いの一族、波分家の名代…

ヴェインは、若くして王国騎士団の団長に任命された有望な青年だった。しかし、王女の許婚候補であるヴィクター・ローグレイヴの陰謀により、任務中に仲間に裏切られ、右腕を失ってしまう。 …

　そこは現代であり、剣や魔法が存在する――歪みきった世界。 　そんな世界の中で、八岐大蛇はただひたすらに人類の害を殺し続け、多くの人を救い続けた。いつしか『黒き英雄』と称えられ…

両親の告知により血のつながった家族ではないコトを知った主人公の晴。それを知ったのは15歳の夏だった。思春期真っただ中の晴はその事実を受け止めることができず、養親へどうして僕が選ば…

アラフォー女性が息子を残し、エマという名で異世界に転生。そこでエマを待っていたのは、魔女狩りの犠牲となった修道女の復讐の呪いだった。慈悲深いカフェオーナー としての昼の顔と血に飢…

『皇族を殺せ。緑の瞳を持つ子は一族の怨念を果たす。さもなければ一族は滅びる』 　それは、ツィンクラウン帝国の第四皇女にして、忘れられし呪術師の一族リンドル家の血を引くアリアリー…

ヘクタは失いたくなかった。それ故気丈に振る舞った。が、この世界に存在するアーテルによって全ては無に期した。それでも諦めきれず…ヘクタは傷つき、疲弊しながらも今日も彼女の為に只々生…

サキュバスとエルフを両親に持つ『アダン』と『ツマリ』はかつて『勇者兄妹』と担ぎ上げられ、独裁者によって支配されていた帝国を滅ぼした。 しかし、用済みとばかりに王国から裏切られる…

マモリア・シュゴールド・バーリアス 『世界一守りが堅い鉄壁の王国』として知られるガードラス・カタン王国の姫で、この物語の主人公。優しくお淑やかな性格で城の人間からだけでなく、民た…

ある梅雨の登校日。昔から特定の仲間を作らず浅く広い付き合いをしている今村修我は、中立の位置を利用して、悪目立ちする傘が原因でクラスで馬鹿にされかけた目立たない女子・萩野潮李を軽い…

〝蜂櫛（ほうしつ）〟と呼ばれる街に住む苳河（とうか）と苓濘（れいねい）は、過去の遺物──〈史骸（しがい）〉を収集し塔で管理する〈記述師〉として日々を送っている。ふたりは「チャンス…

　海姫　遥香は女子高生であり吸血鬼だ。彼女には大切な幼馴染がいる。彼の名前は式守　世介。彼には吸血鬼の血塗られた世界には身を置いてほしくない。けれど側にいてほしい。そんな葛藤を胸…

コンテスト応募用フォーマットのため、冒頭三話で完結。 また、下記に「長編化した際のプロット」と「キャラクター設定」を記載します。 参考：長編版として過去に書いた作品↓　※主人公…

あらすじ： ＶＲ（ヴァーチャルリアリティ）のヘッドセットを被る。愛依（あい）の見慣れた部屋は、とたんに星々が点滅する宇宙空間に変身した。 半透明のコントローラーを手にしアクセス…

※電撃大賞応募作につきオチまで書かれています。ご注意ください。 『はじまりの村』の少年――プラム・ブルーは、加護の光を宿さない無能の者である。 　生活に様々な困難を抱える彼は…

　ミカは母に捨てられ、孤児院に引き取られる。だが、そこで他の子共々人買いに売られてしまう。途中、カーラという少女に出会い、友達になる。 　子供達が連れてこられたのは、魔物の組織イ…

吸血鬼の国（ヴァンピー）の第二王子・ジアンは、人の血を吸わずに生活していた。しかし、ある日、父であり国王でもあるナシャの逆鱗に触れ、人間の国（ヒューマ）に条件付きで追放されてしま…

とある使われなくなった倉庫で少年は一人、血だらけで倒れていた。 『あー、本当にヤバい』 自分でも危機感を覚える程の出血量。しかし、体は動かない。 『俺……このまま死ぬのかな…

只今、１７編を完成し、１８話ー竈の神ーを執筆中 続きに文芸社からの審査書評を掲げますが、これにも、書かれているように、 「前編では、判然としなかった事が他編で初めて明らかにさ…