「幻想 不思議」を含む小説

　ふたりがけのシートが向かい合っているボックス席に、ぼくはひとりで腰掛けていた。 　車窓は夕焼けを切り取っていた。もしかすると朝焼けなのかもしれなかった。黄金に朱を流しこんだかの…

「オリオンのかげに」 ある夏の夜。夜行列車の中でぼくは女性と子供の妙な二人連れに出会う。 列車は山間部の駅に停まり・・・ 「スノウフレイク」 ある冬の夕暮れ。列車に乗るぼくは、…

読んでもらえれば、楽しんでもらえると思います。批判上等です。

昔々、イタリア国のクレモナという街で、夕陽のように紅く輝く、美しいヴァイオリンが造られた。そのヴァイオリンは“ストラディヴァリウス・メシア（救世主）”と名付けられ、幻想的で、きな…

ショートストーリー作品。 ・ある春の日、少年は、不思議な少女と出会った。 ・ある冬の日、私は不思議なものを見た。

　昔、SPARK!と青い鳥ってエロゲがありましてね。その続編でも書こうかって思いついたわけですよ。続編言うても書いた本人が内容覚えてない＆現物が無いので、まあ、リビルド？　みたい…

小さいいじめられっ子のヤドカリが、月夜の晩にウサギたちに出会います。 ヤドカリは、こんな夜に何をしているのか気になって近寄ります。 ウサギに見つかったヤドカリは、一緒にお月見をし…

一粒万倍日なので以前書いたショートショートを投稿してみました。不思議な話です。

一話完結の短編集です。 不思議な世界観を体験したい方、心に何かを感じたい方へ送る物語です。 不定期で更新しますがよろしくお願いします。

「私」は、ある日不思議なバスに行き会う。 季節を超えて進む小旅行の果てに「私」と「常木さん」が得たものとは？

平成最後の夏に捧げる、ちょっと不思議な夏の思い出話。 蒸し暑い日に蜃気楼の中に入り込んでしまう「蜃気楼の夏」、二百年ぶりに日本で羽化する巨大な蝉の羽化を見に行こうとする「宇宙蝉」…

――たとえ世界が変わろうとも、ぼくたちの日常は変わらない。 人が異形に変わる病が流行した、少しだけずれてしまった世界。 人狼になった委員長がぼくのペットになりたがったり、人魚の引…

これは私、時計仕掛けの女、夢を終わらせる為戦う夢の死神ドリムリーパーが跳ね渡り、終わらせた、様々な夢達の物語。 どんな夢にも終わりはある。それは希望でもあり絶望でもあり、何れにせ…

主人公の一宮武は自身の夢遊病で悩んでいる。そこへ幼馴染のバイセクシャルの花梅子がやってきて、武にレイプされたから、結婚してほしいといってきた。 けれど武にはそんな意識はない。 そ…

現実でもバーチャルでも息苦しさを感じるOL。 静かな海中の空間で、一人の不思議な青年に出会う。 荒唐無稽な幻想。稚拙な物語。 だけどせめて、現実の貴方の為になれば幸いです。

不思議な建物、特に「みせ」、それに類するもの。それらとの遭遇や夢の中の邂逅についてしるす。

クエビコは海を越えた日の沈む先の、四つ辻鳥居の向こう側にある、黄金が実る畑に突っ立ている。 そこから動いたことなどないだろうに、あらゆることを知っていた。天気の移り変わりから、そ…

北に進むか、南に進むか、はてまたあべこべに進むか。 ふとした時に現れるバベルという不思議の国。 あらゆる人の眼から描かれる靄がかった国の曖昧な伝聞録。 さくっと読めるショートシ…

熊本県立のとある高校の本校舎二階の廊下の突き当たりにある空き教室。生徒はおろか教師や用務員ですら滅多に立ち入らないその魔境でひっそりと活動している『妖霊神魔研究会』は不思議な力を…

思い浮かんだ短い不思議な話を書いています。十九。