「実は知ってます 短編」を含む小説

　女子高生、燕条一依。将来の夢は『焼死』。宇宙は嫌いだけど、灼熱の太陽を盲信するハイジャンパー。 　夏休み、日本列島にいるはずのない珍獣と出会ってしまったことが運命の分岐点。 …

棘食蠅鳥を知っていますか。

いくら暑いからって中庭で自分が裸になったら涼しいかなって考えないでください。 知ってる人を使って妙にリアルなエロいことを妄想しちゃいけません。 突然エロいことを具体的に考えるの…

普段の彼は無口で、何をするにしても無駄なくこなすから、彼のことを知るのは難しい。 けれど、書籍の積み重なった部屋の片隅にぽつんとあるピアノを弾くときだけ、彼の感情は私の中に映った…

息子の晴人の参観日に妻と訪れるが、担任の先生は俺の不倫相手だった。俺は妻にバレずになんとか隠し通すが......？

12歳にして賞金稼ぎとなった少女、セン。彼女は日々、ゼネルの都市に現れる別の賞金稼ぎを愛刀の刀で斬っては幼馴染みと共に生活を送っていた。今日も彼女は仮面を付け、賞金稼ぎとしての仕…

男に頼らなくては生きていけない時代――彼女は自立を求め、その街に一人暮らしていた。ある土砂降りの晩、身柄を追われた盗賊が彼女の部屋へと押し入った。 盗賊は金銭と引き替えに自分を匿…

美人で可愛い会社の先輩、佐藤さん。そんな佐藤さんが好きでアタックするもいつもはぐらかされる後輩の山崎くん。ある日、山崎くんは先輩の秘密を知ることになって…ーーー貴方は好きな人の秘…

UMAを探してヒマラヤで遭難した一人の探検隊員は、遭難して不思議な谷に迷い込んだ。そこで出会った少女は、UMAを知っているという。

人と同じように恋をして、愛を知ってきたつもりだったのに、いつも同じところでつまづいてしまう。いつまでたっても厄介なリビドーを抱えた少女のまま、処女のまま、また誰かの人生に寄生して…

短編会話劇です。 『#僕の私の都市伝説 〜あなたの知ってる都市伝説、教えてください〜』に応募しました。

現代は科学の進歩もあり便利な物で溢れています。 昔は涼を得に海に行くのにも一苦労したものです。しかし、最近では━━と言っていいのかは定かではありませんが車や飛行機、果てには自転車…

都市伝説の会を知っていますか――。 そんな張り紙を目にしたのは、僕がいつものようにサークルの部室を訪れたときの事だった。 昼頃の大学構内。 雑然としたサークル棟。 部室の扉の真…

飲み物を全部飲まないで、一口だけ残す人いませんか？ それは、その人に憑りついている霊に、お供えしてるという都市伝説のような話があります。 そして、それを知らなかった私は――。 …

先輩から聞いた、怪談話。 実は何十年も前から語られていると知って、確かめてみたくなった。 夕焼けの中、誰もいないグラウンドの中央にいたのは――。 「いい加減にしろこの羽毛！」 …

魂の重さって、幾らか知ってる？ 引越し作業中に見つけた懐かしい手紙。 かつての恋人からの、最後の手紙。 21gの、彼女の魂。そこに認められていた想いとは──

死なない限り有効な約束ーー約束に絶対なんてないんです。

貴方はユーレフラシアという名前の世界を知っているだろうか？　それは「花の大地」という意味の言葉だそうだ。もし、貴方が彼の地の名前を知っているのなら、貴方はきっと彼女――エレナに会…

五分……。最後の五分はいつか来るかも知れない。 呑むように読めます。 ◆柚子は出て来ません。 　別バージョンです。

『最後の五分』にエントリーする作品です。 高校生の時に感じてた、こんな恋愛があったらいいなって思いで書きました。