「＃巫女」を含む小説

幼い頃に結婚の約束を交わし、そして初恋の相手・明楽（あきら）に嫁ぐことになった縁（ゆかり）。 そのことに喜びを抱いたのもつかの間、彼女は彼に「覚えていない」と突き放されてしまった…

小都市、牧市の高校生・柊良子は「体臭が犬くさい」という悩みに暗い日々を送っていたが、幼なじみの優等生・菊花は考え過ぎだと取り合わない。 良子は意中の美容師・結城に近づくための隠れ…

　場所は東京、池袋。幼い頃から池袋で育った大葉卯月は、桜乃宮女子学園の新任教師として、妹である大葉葉月のクラスを担任することになった。若くて格好良くて優しい新任教師に沸き立つクラ…

ー桜の花びらが薄桃色になったのは、哀しい理由がありました。 ー悲しみの中に咲く小さな朱い(あかい)花たちは、人間の本当の姿を伝えています。 　舞台は江戸時代末期。 　主人公、珠理…

仕官のかなった浪人・又之丞だったが、与えられた屋敷は化物屋敷だった。 安泰を得たはずの生活は思わぬ手柄によって波乱を含み、関わりたいと思ったわけでもない地神、妖獣、巫女たちは、は…

　地表の大部分が砂に没した世界。 　わずかに生き残った人間たちは魔力を帯びた水を使い砂漠を緑化し、都市を建設し、再び繁栄の時を迎えていた。 　そして彼らの栄華の足元には、都市の中…

　これは１８３０年前の弥生時代から現代に時空を超えてやってきた、後に卑弥呼と呼ばれる少女と、彼女と入れ替わりに過去の世界に飛ばされた女子高生、速水沙織の物語である。 　倭国大乱の…

冷たい雨の降る日のこと。 少しだけ癖のある青年の前に、一人の娘が現れる。 『ただ、わたくしをお傍に。またお仕えさせてくださいませ』 彼女はそう望みを告げた。 人と神との物語の還っ…

朱鷺の一族は、代々村と神社を護る「社神子」を務めていた。兄の死から一年、朱鷺は社神子のもう一つの務め、そして兄の死に隠された秘密を知ることとなり……。少し和風な異世界ファンタジー。

平成から幾度か年号を変えた後の日本。 人々は、異形の怪物『黄泉醜女』による破壊と殺戮に怯える日々を送っていた。 黄泉醜女と戦う力を持つ、唯一無二の存在……巫女が、世を統べる時代…

　作者がいろんな宗教関係の本をナナメ読みして、インスピレーションだけをたよりに書いた短編集です。 　この作品はフィクションであり、実在の団体とは一切関係ありませんし、書いており…

　昭和の当時、田舎町の小学生だった津川雄作（つがわ ゆうさく）は、禁足地の山で水面（みなも）と名乗る少女と出会う。二人は次第に打ち解けていき、水面は自分が明治初期に水神の捧げもの…

どこにでもある毎日を過ごす高校二年生の芦屋恭介は「面白そうだから」という理由で超常現象が起きることを切望していた。高校二年生初日の夜、自分が映り込むはずの鏡に女子高生の姿が映…

日本じゃないけど日本っぽいようなよくわからない場所のお話、ハジマリ、ハジマリ。 太古の昔から帝国には二十五人と二十五本の守り手がいた。 彼らはアヤカシからひとびとを守るために転…

希少な宝玉を強奪すべく、樹海の集落に赴いた男。 そこには愛らしい巫女がいた。 めぐり逢うべくしてめぐり逢った宿命の二人。だが──　 殺し屋と巫女のすれ違いの物語。 　　※ 【注…

時は縄文。村々は巫女の張る結界で守護されていた。一歩結界の外に出れば、そこは魔物が跳梁跋扈する死の世界。その危険地帯に、今、3人の少女が、巫女となるための修行に旅立った。頼りにな…

夜空に光る星が落ちたとき、地上のいのちもひとつ消える。 地上へと落ちた星は、星詠みの巫女によって見つけられ、星拾い人によって探し出し、遺された人のもとへと届けられる。 当代の…

「恋」と「愛」はどう違うの？　――少女の答えは、きっとあなたの胸を敲く ジャンルは青春ラブストーリー。舞台はSF。劇中劇ファンタジー舞台。ラブコメ。 1996年→2005→201…