「web小説短編賞 カクヨムオンリー」を含む小説

主人公のミナセは十歳のとき、同じ村に住むリーシアに命を救われたことがきっかけで、彼女に恋をする。 それから七年ほどの月日が経ち、リーシアはもうすぐ十八歳の誕生日を迎えようとして…

　小学校生活。それは常に規則との、決まりとの、理不尽な大人との戦いだった。ここにその輝かしい戦果を記す。 　あのころ、僕らのあこがれはバイクと車であり、それらは宝石のように光り輝…

【カクヨムWeb小説短編賞2022、ご当地短編小説４選に選ばれました！】 『もういっそのこと異世界にでも異動させてくれ』 霞が関で国家公務員として働く広瀬芳乃は、あまりのブラ…

　医療関係者の親の元で育ち、小学生の頃にいじめられっ子だった経験から他人を傷つけることを強く嫌っていた光は、中学時代、大変な優等生であった。 　しかし、そんな光もある日の出来事が…

虫の知らせや風の便りなど、世の中にはなんとなくという無意識下での気付きが存在する。予感や直感、第六感とも呼べるそれを手助けしたりしなかったりする人達がいる。 『シラセ』もその一人…

彼はあの子が好きで、でもあの子は別の人に憧れて。 あいつも彼女を狙ってて、この子は彼に片思い。 恋って、うまくいかないね。でもそれが堪らないのよ、見てるぶんには。 ……ほんと…

Rondo!　Rondo!　Rondo! 赤く塗られた石壁、窓は壊れて枠組みさえ残っていない。 少年は頬を赤らめて笑い、窓に座っている。 背景には緑の森林。 秋風が強く吹き…

　少女は、十四才の誕生日を目前にして、キッチンで動画を撮影した。 ※ カクヨムWeb小説短編賞2022応募作品です。

【カクヨムWEB小説短編賞2022参加作品】 小説家を夢見る女子高生の、ちょっと不思議な物語。 お時間のある時に、ゆっくりお楽しみください。

あてもなく書いたら大根が走り出しました。 香鳴裕人様　同題異話　１月号 『小さな勇気とラッキースター』 https://kakuyomu.jp/user_events/16…

　僕は人よりも多くの嘘をついて生きてきた自信があります。いや、そんな自信はいらないだろうと思ったそこのあなた、この物語は必見ですよ。嘘が招く悲劇に喜劇、涙と爆笑をとくとご覧あれ。…

篠沢悠里(しのざわ ゆうり)は、兄である篠沢咲也(しのざわ さくや)と、平穏な日々を過ごしていた。 その日常が突如として崩れ落ちたとき、悠里の悪夢は始まった―― ＊「カクヨム…

　三重県伊勢志摩地方の名産品を題材にした短編小説。 　久しぶりに南伊勢町の実家に帰省した俺。 　しかし、そこは退屈な所で―― 　カクヨムWeb小説短編賞2022のエンタメ短編小…

これを読み終わった頃には、きっと貴方も終末世界の虜に！ ＊「カクヨムWeb小説短編賞(令和の私小説部門)」への応募作品です。(テーマ→己の過剰な偏愛)

お誕生日おめでとうございます。 せっかくですんで、草森ゆき（草食った）様のこちらの設定をお借りして書いてみました。 ありがとうございます。 https://twitter.com…

うさぎが好きだ。 大好きだ。 うさぎのためなら死ねる。 そんな人間のエッセイ。 もしくはうさぎへのラブレター。 カクヨムWeb小説短編賞 令和の私小説 己の過剰な偏愛

　2,000文字程度のサクッと読めるライトSFです。 　どこまでも広がる悪意の「網」――それに囚われたら？ 　この物語はフィクションですが、もしかしたら近い将来起こりうるかもしれ…

猿轡とは。 猿と馬は相性が良くて、猿がいると馬が大人しくなる。よって、口をふさぐ、といった意味で「猿轡（さるぐつわ）」と言われるようになった。 ……ふうん。語源はほのぼのしたも…

沢井花奈(さわい かな)は、絵を描くことが好きな高校一年生だ。 花奈は絵の中に、レイネという青い髪の少女を、長らく描き続けてきた。 終わりかけの春。花奈は、実在しないはずのレ…

【カクヨムWEB小説短編賞2022参加作品】 高校1年生、竹内和奏は学校生活に疲れを感じていた。 そんなある秋の放課後、和奏は魔法使いの館のような、趣ある一軒の古びたカフェを発見…