「線路」を含む小説

「殺伐感情戦線」の「感謝」、参加作品です。 荒れ果てた道のり、錆びついた線路、トロッコを押しながらカロと共に旅をしてきた「わたし」。しかし、カロには既に寿命が近付いていて……

明治４５年、東京西部に開業した「武蔵野鉄道」。 関東の空白地帯にかかったこの橋は、現在も名前を変えて運行を続けている。 主人公の薫は父を亡くしたばかりの少年。 元々病弱だった父…

生活に疲れた一人の男。たまたま見かけた記事に惹かれ、彼は旅に出る。

闇夜の中で、白い布に身を包んだ少女は『恐ろしい何か』から逃げて……そして殺されてしまった。 一方、普通の高校生、御影宗谷はある日、電車の迫る線路の上で助けを求める男性の姿を目撃…

主人公は日々の生活に限界を感じ、線路に飛び込もうとしていた。 しかし、その瞬間謎の男に声をかけられ、不思議な体験をすることになった。

中学三年の夏、僕は不思議な体験をした。 飛び込んだ女子学生と、祖母と知り合いだという謎の男。 そうして、恐怖の数日間が始まったーー。

それなりに平穏で、それなりに不穏で、いい事も悪い事もイーブンになっている僕の毎日を、８割くらい担当してくれる孝代さん。 いつも僕に突飛な提案をしてくれる彼女だけど、僕にもいいたい…

昭和17年初夏、徴兵検査が嫌で嫌で、暮らしていた八幡学園から逃げ出した清（きよし）という男は、線路の上を歩いていたところ、蒸気機関車に轢かれそうになる。線路から飛び降りるも肥溜め…

鉄道人身事故に遭遇しました。そのことについて書いたエッセイです。 直接的ではありませんが、若干、ショッキングな描写があります。

踏切、夜の散歩

12歳、友達と長崎旅行を楽しんだ僕は、下関で財布を落としたことに気づく。そこから野宿をしながら、一人で帰ることにした…。

「どうぞ」 女子高生が最寄り駅でおじさんと仲良くなります。 おじさんはいつも真っ赤なスカーフをして、ホームの端で線路を眺めているのです。

本日は、ウィエール鉄道をご利用頂きまして、ありがとうございます。お客様にお知らせ致します。現在当鉄道では、様々な場所で働く職員やお客様方が出逢った事柄を––––––日常と非日常と…

渓谷沿いの谷間に昔走っていたローカル線。 何年も前に廃止になった線路の草を刈りに、今年も俺はやってきた ……。

主人公はごく普通のサラリーマン。三徹目にしてようやく自宅へ帰ろうと帰路につくと、駅のホームで偶然酔っ払いたちの騒ぎを止めようとしたOLを見かける。運悪く後退って線路へ転落しそうに…

（あらすじ） 西暦二千五十年。 全人類に特殊能力が発現した。 発現の直前に世界中で光る線路が確認されたことから、この能力を人々は「レール」と呼んだ。 これは、レールの謎に迫る特殊…

ある目的地に向かう列車の中。 世界を恨んだ彼女とお節介焼きの酒飲みのおっさんの会話録。 思いつきで考えて書いた物なので少しキャラがブレているなどがあるかもしれませんが気に…

東京都内でOLをしている主人公の外川《とがわ》 美沙はある日、実家にいる母親より幼馴染である九鬼《くき》 直子の訃報を聞き、葬儀に参列する事で学生時代に仲の良かった友人との再会を…

仮想の時代、大正参拾余年。 その世界では、鉱石は薬として扱われていた。 鉱石の薬効に鼻の効く人間が一定数居て、彼らはその特性を活かし薬屋を営んでいた。 極楽堂鉱石薬店の女主の妹…

線路沿いの散歩道。 そこがあたしの散歩道。長年この街に住んでいるあたしは、この街の事なら何でも知っている。出ていく者、入ってくる者。それらをずっと見守ってきた。 最近になって、急…