「桜色」を含む小説

掌編小説（ショートショート）集です。 一話完結作品となっておりますので、ひとつでも、ふたつでも、どれからでも気軽にお読み下さい。 《お品書き》 File.1　【青春小説】青い…

　彼女は駅前の書店で働く販売員で、身長は百六十二センチほど、体重目算五十数キロ、二ヶ月に一度染める栗色の髪を仕事中は後ろで縛っており、部屋にいるときや休日はそれがお団子になる。平…

　少年と少女は二人っきりのバレンタインデーを過ごす、そんな掌編です。 　『見たいのは夢じゃない・桜色に染まる・僕らはそれでも夢を見る』というお題に沿って書いています。

＊【グリムノーツシナリオコンテスト応募作品】です。二次創作となります。 　新たな想区に足を踏み入れた一行は、いきなり異常な光景を目にする。 　それは、広がる草原に散らばり、お…

　私は春が嫌いだ。 　暑苦しい夏よりも、落葉の切ない秋よりも、痛いぐらい寒い冬よりも、私は桜舞い散る春が嫌いだ。 　そしてそれと同じぐらい私は春が愛おしい。 　彼女と出会…

童話の姫君の名前を持つ存在「貴属」が、理を書き換え続ける世界。アルビノの少女萌は、16歳の誕生日を控えたある日、旅人エルニと出会う。 人の心を蛇の形で見ることのできるエルニは、…

自動人形として作られた主人公が、機械からちょっとずつ人間らしい感情を持つ過程を描いていこうと思っています。特に書き方等は勉強していませんので、拙い部分がありましたらご容赦下さい。…

私は５年前の検診で乳癌が見つかった...そして長い闘病生活で大好きだった仕事も失った。 そんな失意の私を、母、 娘そして友達が支えてくれていた。 少しずつ体調も回復した私は、新し…

私と由佳里には黒く見える木を、舞は「赤い」と言う。さらに舞は私たちのことも――。 女の子どうしの他愛もないおしゃべり。長編の一部です。『ここにいない由佳里』本編は各DLサイト様に…

３年、最後の１年をすごす時。男子、暁 翼斗(あかつき いきと)は、最後の１年。屋上に行くとそこには少女がいた。それは翼斗よりも背の低く、桜色の髪をした少女 だった。そんな少女と住…