「実は知ってます 短編」を含む小説

【「ネット小説大賞（第10回、第11回）」一次選考通過作品】 　誰もいない深夜の小部屋。マウスを扱っていた俺は、恐ろしい目に遭った。ある意味それは、これまで動物実験という名目でや…

　ウイルスに転生してしまった男の、新たな人生を描いた短編集。 　ウイルス学というサイエンスを主題としたフィクションなので「SF」としておきますが、一般的なSF小説を期待して読まれ…

機械技師を営む「私」の元に、壊れたスクーターと少年が訪ねてくる。 彼は、ある少女を追いかける為、スクーターを直してほしいのだという。 「ストーカー規制法って知ってるかな？」 「ボ…

＊この作品はカクヨム三周年記念【10日目御題】への参加作品です。 　ある日突然やってくる。 　君に合った本を差し出し、君から物語を抜いていく不思議な少年。 　そんな彼とたまた…

　魔法が使えない魔法学校の生徒のソウヤは、図書室で見つけた禁書から出てきたフクロウのトリによって見事魔法を使えるようになった。 　その後、彼は魔法使いとして学園生活を楽しんでいく…

彼女には知っていることがあった。 「最高の幸福の後には最低の不幸が訪れる」ということだ。 だからコーヒーを飲めるだけの幸せだけで十分、と彼女は考えていた。 ある休日の朝、価値観の…

ドリームキャッチャー。悪夢を防ぎ、良い夢を見せてくれるお守り。 貰い物のドリームウォッチャーをベッドに飾り、眠りにつくミナミ。 夢に現れた緑色の獏に誘われ、自身が抱える不安と向き…

男は夢を見る。 其れが夢だと知った上で、不安定に、不明瞭に、不明確に。荒唐無稽に組み立てられた夢を見る。 (カクヨム3周年記念選手権 7日目お題：最高の目覚め)

アルバイトで身辺警護をやっている「私」は友人と共に、臨月の妊婦の元へと派遣される。 ところが、黒いコートを着た大男が現れ、妊婦のお腹にいる胎児は、マフィアのボスの子であることを明…

短編だった「沈黙の柩」を改稿して、 長編作品に再構成しております。 拷問器具の職人とその助手とのお話。

大好きな三崎くん。たまに三崎くんがなんなのかわからなくなる。 「ねえ、知ってる」 「吸血鬼が出たんだって」

おにゃぽらけは誰もが知っているはずだ。 美しい、素敵、いいね。 ああ。 誰か、もてなし方を知りませんか？ 本作品の著作権は小早敷彰良に帰属します。 This text b…

「そういえば、ツカサさん。知ってます？　推敲屋の女の話」 「推敲屋ぁ？」 「そうなんです、なんでもどんな小説でもスマートに最大限面白く、かつ、作者の違和感がないように推敲してくれ…

『青春の一ページ』。 それはきっと誰にでも訪れる、密かに憧れてもいる人生の一コマではないでしょうか。 実はそれ、青春を司る神様が一人一人に合わせて創り上げているって知っていました…

「吊り橋効果って知ってる？」 「なんですかそれは」 「極限の状況において、たとえばグラグラと揺れる吊り橋の上に取り残された、ふたりの男女がいるとする。そのとき、かれらは胸の内に感…

　僕には双子の姉がいた。誰よりも可憐で美しかった姉は、“男になりたい”と、いつも口癖のように呟いていた。 　僕はなぜ、姉さんがそう口にしたのかを知っている。姉がその言葉を紡ぐとき…

先行研究もろくにない分野を熱心に研究したが、卒業後は大学院に進学しなかった僚。諦めきれず、一念発起し社会人入試で院へと進学する。そこにはかつての後輩、友谷が所属していた。僚が研究…

妖住まう不思議な世界で織り成される恋の話。 曼珠沙華に纏わる記憶と共に 一人の青年は、何時かの約束を その花に込めた。

ある静かな夜に、田舎の小道で起こった事件。 オオズカリフクロウという謎の鳥の正体とは？ カクヨム3周年記念キャンペーンのお題『切り札はフクロウ』への参加作品です。

好きな女の子が動物好きと知った主人公は、ペットのフクロウを出しに彼女を誘う。 彼女は二つ返事で了承してくれたのだが、そんな青春イベントは簡単に上手くは行かなくて……!? 動物好…