「＃哲学」を含む小説

友人が死んだ時、僕は家でスパゲッティーを食べていた。 その日から僕は、スパゲッティーが食べれなくなった。そんな男性の話。 鬱小説です。

トンネルの出口を振り返る。そこは暗闇だ。もう、随分と離れて遠くなった。 これは一種のサルベージである。 数年前の自分へ。いよいよ、暗闇を葬ろう。

子供の頃の僕は、鳥は喋れるものだと思っていた。 オウムが喋るからだ。 大きくなった僕はそれは違うと知ったけれど、僕の前に現れたフクロウは流暢に言葉を話し、哲学的な事を言うフクロウ…

青年は悩んでいた。大学受験を終えてそれなりの知識と教養、そして論理的思考を得たと思うが、心の底の悶々とした何かがずっと自分を苦しめていた。だが、結局その悩みは解決することなく若く…

全ての話が短編になっています。 雑記に近い内容なので、私の書いた他の作品を読んでからここを覗くのをおすすめします。

哲学趣味の小説家一姫二太郎が、幾つかの世界を渡り歩く物語です。 それぞれの世界に住まう住人と雑多な問答を積み重ねます。 明朗快活、金髪碧眼のあきんどの女の子。 彼女のライヴァル…

　自由恋愛とは、選ばれない誰かが犠牲になることで成り立っているものだから――。 　自由恋愛とは誰もが全員、平等に幸せになれるシステムではない。2035年には生涯未婚率が男性30％…

成人して間もない頃、社会への不安と自己の確立に煩わされた男。多様性が声高に叫ばれる現代の中で、大衆に迎合することを求められ、自分を見失い、もがいていた男。答えのない問いへの挑戦の…

哲学という学問に興味があるけど忙しい......。専門的な用語が多そうで、難しそう.......。 実は哲学するために、こういった手間や専門的な勉強は要らないのです！ 誰にでも、…

鬱と価値観と哲学的思想を切り分けるのは難しいという話や、それらが混在する諸々の思想について、なるべく論理的に書いていきます。 これは患者の書いたものです。医者でもないし、哲学書…

男はうっかりプロポーズった（付き合ってもない）。 それを聞いた女は、持てる力の限り逃げた。 男は元々死亡フラグ立ちまくりなハードモード人生であり、女はそれを逆行と運と根性と筋肉…

最近自分が考えたことを書き記す。注意点としては読者の中には不快さを感じる人がいるかもしれない、ということである。自分なりに論理的な整合性は取れたうえでの記述なので、適当なことを書…

気付いたら真っ黒な天井と十字路。４本の道が交差するその場所に少女は立っていた。

世には美しい方もそうでない方もいるが、美しいという表現は個人的かつ不確定である。 美しいとは何も人の容姿に限ることではないのは、皆様の知っての通りあらゆるものに適用される。 そん…

哲学入門書を自分で書いてみた。 古今東西の哲学者がいったい何をいっていたのかをわかりやすくまとめたもの。 西洋哲学を中心に、イスラム、インド、中国、さらに、日本の哲学者まで幅広く…

三年前にティーが書いた話です。未編集で出しました。いつか編集して書き直します。 一週間後に最後の章「終」を公開します。よければ。

生について思案を巡らせていた犬の私はある日事故に遭い怪我をする。そこを金井という人間の雄に拾われ……

彼は自分の存在に悩み、苦しんでいた そして彼は、ある存在に自らの存在の意義を問う それは、竜と呼ばれていた

転がる、転がる転がる、弾む、弾む弾む、回る回る、つまりは動かない。

僕(=伊関としひろ)には友達がいない。 理由は簡単。 僕には相手の心が聞こえてしまうのだ。 小学校六年の時に交通事故で両親を亡くしたその日からその能力は突如として現れた。 だから…