「短編 猫」を含む小説

――古来より人間共の友として進化してきた種族が犬共であるならば、古来より人間共の上に君臨し人間共の王として人間共を使役してきた種族は間違いなく我々、猫である。生まれ持った「カワイ…

もうすぐバレンタインデーという事で、迂闊な飼い主と猫のお話。

線路沿いの散歩道。 そこがあたしの散歩道。長年この街に住んでいるあたしは、この街の事なら何でも知っている。出ていく者、入ってくる者。それらをずっと見守ってきた。 最近になって、急…

雪菜は女子大生になったばかり。そんな大学の最初の夏休み。 彼女は返事のないメールを書いては返事のこないメールボックスを開く日々をただ過ごしていた。

猫機長に相棒？ 猫機長と人副操縦士の物語

放課後の校舎からは色彩が消え失せて、モノクロームの無人空間と化していた。そこでしか生きられない少年は、猫の霊と共に貘を退治しにいく。

タイトルが全て。異世界でTS転生娘（猫耳付き）が神の理不尽に抗うために旅に出る話です。一悶着あります。

電車が通過している時、踏切の向こうってどうなっているのか分からないですよね。 そんな感じのお話です。

ある朝目覚めると、僕の家は砂漠のど真ん中へと移動としていた。家庭内別居中の妻チサトと飼い猫のリク。僕たちはこれからどうなってしまうのか。そして、僕はこの不思議な世界の秘密を解き明…

小さな子どもを誘拐しては殺す殺人事件通称「R.I.P」は今日も続いている。犯人は、ゾンビだ。ゾンビと呼ばれた僕は、ある一人の女の子を誘拐する。汚れなき魂を救うために。

あやかしのネ子は少し前からあやかしに狙われている人間のワン子――犬飼こころを魔王の末席・川部敵冥と一緒に守っていた。 ワン子はネ子と敵冥の力になりたいと願うが、ネ子はそれに強く…

「私も貴方も、うちには猫を飼っているのですよ」 猫を捨てて、解放されたはずが……。 虚ろげな世界が男を誘う。

何時の世も、人が在る限り不思議というのは廃れることがない。 時は昭和34年１月。 呪術師、神林稲子は旧友の下田芙美子に相談を持ちかけられた。日女（ひめ）村へ嫁ぐのだが、その地に…

ある雨の日のはなし。 ※小説家になろう、ストリエ、アルファポリスでも同名（別名義）の作品を公開しております。

元人間だった猫が自分の言葉を見つける話。

　戦後処理真っ最中の街で、魔女の弟子としてマナの乱れを治していた主人公。 　街で出会った喋る黒猫と一緒に、議長に頼まれた失踪事件を追うのだが――？ 　戦後の街で、少年は彼女＜黒…

ふと目が覚めた青年は世界の全てに違和感を感じた。その『目』に映るのは、黒く短い手足と四畳半の片隅に転がる『自分』の姿だった。ふたりが紡ぐ孤独と再生の物語。

ニシキ荘の大家である柊ソウタは、家出中の女子高生、安堂姫花を見つけ仕方なく家に招き入れた。 ある日突然、彼女は押しきる形でアパートの契約をし、住み始めるが──？

203X年、どんどん技術が進歩していく中、ニートになって早三年の男「田中晴貴」だけが時が止まっていた。或る日、彼は家の前を通る女性に恋をし、乙女のように突っ走る。彼に女神は微笑む…

いつしか婆さんの家に転がり込んだ、曰くつきの猫。 「冬は寒いからな。駄目猫の真似だってしてやるさ」とかなんとか。 ある冬の夜、静かに暮す一人と一匹に不穏な影が差す―― ※　「…