「中 短編」を含む小説

　私が是れを知った所以は、とある神——ここではその名を口にする事が憚られるため、以降は『あの神』と呼称しますが——これについてフィールドワークで島根県と広島県の県境、つまるところ…

友人は家庭を持ち、姉妹たちも結婚、そして出産。 　それぞれがそれぞれのペースで新しいライフステージを少しずつ歩んでいく。 そんな中で、わたしはどうしたらいいの？ と道に迷っ…

神が世界を作り、手伝いのために天使を作った。 そして時間が経つと生物の悪感情を管理するために悪魔が作られた。 更に時は流れて現代では神も天使や悪魔でもやることは減ってきていた。…

名も無き司書と、名も無き死者の書に纏わる物語。

何の面白みもない、単色の人生を何十年、何百年と過ごしてきた。 でも、お兄さんと出会ってからはすっごくカラフルになったんだ。 ＊　　＊　　＊　　＊　　＊　　＊　　＊ ・処女作…

SF短編。 惑星に穿たれた次元坑道から超空間の中へ入り、過去の遺失物を回収する人々のお話。

タイトル通りのお話です。カクヨムコン用に書いてみました。エッセイを書くのは初めてなこともあり上げるかギリギリまで悩んでいましたが、折角書いたので供養しておきます。少しでも暇潰しに…

短編賞創作フェスのお題「スタート」「危機一髪」「秘密」全部使って書いた、自己満短編 ※サメしばり中。しばらくサメの話書きたくない_(:3 」∠)_ （あらすじ） ジンベエ・イソ…

二度の結婚の末、未亡人となった魔法使いの女。 彼女は、血の繋がらない娘シンディを召使にするが、プラス思考の塊であるシンディはその環境に微塵も凹まない。 そんな中、城ではお妃様選び…

森の中で出会ったトンネルの向こう側に好奇心に連れて行かれるように立ち寄ると、そこにはどんな景色があるのかは、読んでからのお楽しみです☺️🌟

かつて、ある少女と約束を交わしたヒロト。その約束が果たされることはなかったものの、ヒロトはその約束をずっと引きずっていた。 ゲームの中で再び見つけ出した、「自分ことを覚えていない…

端切れドールになったメリが目を醒ます

走り出さずにはいられなかった。 馬鹿だった俺は、今も馬鹿みたいだ。 満月を何度も見上げつつ、空に手を伸ばしながら。 夜の中を歩いては走り、を繰り返し続けてる。 ● 片想…

【カクヨムコン参加短編】 夏のある日、子育て中の洋子の前に現れたのは、昨夜、助けられたという蜘蛛男だった。 子育てに自信をなくしていた洋子は、蜘蛛男にどんな願いを叶えてもらうのか…

エーデルの森で拾った赤ん坊は立派に美しく育って一安心したのに、様子がおかしい。 「幸せ」になってほしいからと突き放しても付いてくるナイトから逃げた先は戦場。 その中で自分の気持ち…

内気な高校生である小野恭介は、その引っ込み思案な性格から、選択授業で音楽の科目を選んでいた。その理由はもちろん、合唱の中で声を出さずに紛れられるからだ。声も出さず、ただただ静かに…

【短編】目覚めると『俺』は天井の開いた箱の中にいた。すぐそばでみゃーみゃー鳴いてる奴らがいる。見上げると巨大ないくつもの顔がこちらを覗き込んで微笑んでいた。掴み上げられて恐怖を感…

主人公・仁科 兎黒（にしな とぐろ）は学校が好きではない一匹狼。 煩わしい友人関係や授業中寝ていてもそれなりに勉強ができる兎黒は毎日退屈で仕方なかった。 そんな兎黒が唯一安らげる…

仕事中いきなり後輩の手をつないでしまった。 どうしてそうなったかは分からない。 これをあざといというのか平静を装うのか。 そしたら後輩から意外な言葉が返ってきた。

秋、世界が赤く染まる季節。燃えるような花に囲まれて知る。 友の気持ち、その痛み。 わたし（舞香）の趣味のひとつはロードバイク。 自転車を傍らに、感じたことを書いています。 本…