「未来 SF」を含む小説

　超未来、マイナス重力物質と超空間航法の発見により遥か彼方の宇宙まで人類は進出し、文明が繁栄の一途を辿る反面、戦争からは脱却できずその業がありとあらゆる宇宙民族に及び、いつのまに…

ある日未来人がやってきた。

　20☓☓年、日本。 　私たちの日常は、大して進歩していなかった。 　スマホ、タブレット、テレビといった家電。 　youtube、Twitter、TikTok、Instagram…

　愛犬シルバを老衰で失った少年、幹。 　失意の中、授業をサボる幹は、校庭で奇妙な少女と出会う。幼なじみの、ユウだ。 　ユウは、校庭の石碑に彫刻刀で文字を刻んでいた。 「未来に情…

全てのことが続かない新見和奈は日々を死にたいと思いながら、結局勇気が出ずに息をしていた。そんなある日、彼女は突然見知らぬ場所に来てしまい、とある男と出会う。ここから、彼女が命のス…

天より授かりし有限の恵みを、無尽蔵に消費し続けた近代文明。この肥大した幻想は、既に自壊して久しい。 かつての文明が斃れた大地には、今なお人々の営みがあり、彼らは未だ、幻想への回…

時は2188年。地球は既に人間が住むには小さすぎる星になった。 土地、食料、資源それらすべてが不足し、人類は緩やかな衰退の道を歩み始めた。 その対策の為に国家間を取り払った惑星…

文明が崩壊した荒野に残るラジオステーション。 人型人形のトドクは一人、便りを読み続ける。 それは滅びてしまった過去の人々が残した葉書。 そこに書かれた過去の営みや思いを言葉にし…

　遥か未来の地球、無人探査機により、地球から十二光年離れたくじら座タウ星の第四惑星が人類の移住に適した環境である事が分かる。 　すでに、スペースコロニーや金星の浮遊都市で宇宙植民…

ゾンビが万物の霊長となって、既に約100年。 若いゾンビも増えてきたので、ここいらで自分たちの歴史について振り返るのもいいでしょう。 てなわけで、さっそく本日の講義を始めまーす。

細い月と雪明かりに照らされる日本庭園。固まりかけた血で赤黒く染まった日本刀と手。そんな夢をたびたび見る僕は、仕事で編集を担当している小説作品の世界、夢、現実世界の過去と未来、四つ…

今より少し未来の話。 ある科学者が作り上げた二次元の絵を三次元に具現化する装置により、世界中に二次元のキャラクター達が具現化した。 そして、「二次元種」と呼ばれた彼らは人類を襲い…

貴方は神に侵され、貴方は神を否定する。 貴方は神に寵愛され、貴方は神を信仰する。 青は奇跡の色だ。 誰しもがそう口にしていた。 不可能を可能にした人類の願いを託された、世界を覆…

近未来の夏休みと、その記録 ＊Special Thanks ……樫木佐帆 ks 様（自主企画「現実的な近未来予測」（https://kakuyomu.jp/user_event…

病弱な少女レイコは月都市で、機械人形《アンドロイド》のシンと出会う。 機械人形だというのに、リンゴすら剥けない彼をレイコは役立たずの自分と重ね心を寄せていく。 能力不足の機械人形…

妻は叫び　ぼくは　想う。 彼らについて。 なぜ彼らは、あんなにひどいんだろう。 でもぼくがどれだけ想っても、憂いても、ぼくの現実も、彼らも変わりはしない。 不条理な夢の果て…

関西弁団地妻SFアンソロジー『繊翳』掲載されていた作品です。 病がほぼ根絶された近未来、団地の一室で病を売り捌く女と、その調査に訪れて深みにはまる男の話です。 このアンソロジ…

※本作は2021年配信の関西弁団地妻SFアンソロジー「繊翳」収録作になります。 　度重なる災害や二度にわたる感染症の大流行によって、都市機能を一部に集中させる〈基幹集積都市〉…

ファミチキ食べたら思い付いたお話です。

西暦二八八九年。科学を著しく発展させた人類は、ついにタイムマシン開発に着手するほどにその技術を高めていた。 しかし一方で、行き過ぎた上昇志向の影響か、「他人を食い物にする」ことに…