「妖だって」を含む小説

人工の身体『全身霊義肢』を持つ少女・白羽紗羅は、現実世界の裏側で繰り広げられる怪異『妖』との戦いに身を委ねてゆく。 感覚が判らない彼女にとって、世界は酷く淡泊だった。 霊能者た…

「…死って泣くほどつらいことなの？」「泣くってどんな感じなんだろう？」 妖狐の里の幼い鵲（いそしぎ）は人に興味津々だが、人と関わることは妖狐の里では法度とされている。 ある日鵲（…

アルシアは剣と魔法の支配する世界、その秩序に従い人々は生きている。この世界で、最も尊重されるのが「運命の定めし敵」のルール。全ての人は、世界に一人、運命の定めし敵を持ち、その相手…

「…死って泣くほどつらいことなの？」「泣くってどんな感じなんだろう？」 妖狐の里の幼い鵲（いそしぎ）は人に興味津々だが、人と関わることは妖狐の里では法度とされている。 ある日鵲（…

目を開けたら、自分が森の中へ閉じ込められた。誰もいないから、自力で森を出ようとしていただが、出る気配もなく、逆にどんどん深部に入ったような気がした。「くすっ…」そしてそこへ女の子…

人通りのない、廃れた商店街。そこに一店舗だけ、営みのある骨董品店。 　仕事疲れにフラリと立ちよったその場所で、彼はある女性と出会う。 　不思議な雰囲気を持つ彼女に、色々と仕事の…

信長が本能寺で消えた、天正十年。 堺に立ち寄った出雲の阿国は耳にした。 それは、こんな語りごと。 紀州の沖の島では、奇妙な厄祓いがある。 ぶちりと呼ばれてる。 二年に一度おこなわ…

多額の金銭と引き換えに妖怪変化を斬る稼業『妖斬り』の青年、『紅色』。 現代の狂乱を一振りの太刀とともに見つめ続ける、退廃的和風伝奇。

世界の理不尽さに気づいていながら、蓋をして思い出さないように生きていた茅光木が、窓から景色を眺めていると、声がした。 「見つけたわ。私と一緒に来なさい」 学校に水上紬と名のる…

西暦20XX年、世界は科学と神秘が混じり合う混沌と化していた。力を振るい好き放題に生きる者たちと、秩序や礼儀を重んじ平和を目指す者たちが争い、日夜闘いの日々が続く。魔法や異能、現…

かつて、人と妖怪の間に戦争があった。 たくさんの人が死に、たくさんの恐怖を植え付けられた戦争は、ひとりの子供の出産だなんて小さな、そして優しい理由で終戦を迎える。 かつては殺しあ…

都会の高校に通い始めた主人公東雲 朱里(しののめ あかり)は実家から送られてきた壺を割ってしまった。 割った壺は自称最強の妖怪 妖狐(ようこ)さんが封印されていた壺だった！！ 果…

高校入学より以前の記憶を持ち合わせていない主人公 染崎 雅は特異体質を持つが故に事件に巻き込まれてしまう。事件の中で出逢う人物達によって運命の歯車が動きだす。 過去と現在が交差…

　魔法と科学、どちらも溢れる地下都市にて。 　空も出口もない薄呆けたその町で、猛城セロは探偵をしていた。 　家族の仇。史上最強の剣士だった父をも殺した“天使”を倒すために。 　天…

銀剣のステラナイツ　エクリプスペア フェリシア＝マリアーニ(ブリンガー)×夜ノ森澄羅(シース) ステラバトル敗北後、離れ離れになった二人。 その、6年後の話だったり、昔の話だ…

　妖。それは生まれつき身体能力が常人より数十倍優れているもの、不思議な術を使うもの、又は姿形が異形なもの。妖とは、それらの人外を指す言葉であり恐怖の象徴だった。 　しかし、江戸…

送り犬（おくりいぬ）は、日本の妖怪の一種。東北地方から九州に至るまで各地で送り犬の話は存在するが、地域によっては犬ではなく狼であったり、その行動に若干の違いがある。単に山犬（やま…

15歳になったボク、森下才蔵には、好きな娘がいる。 憧れ、とも言ってもいい。 完全に美少女だし、何て言っても凄い、そうクールだ。 残念ながら、中二の頃に、 幼馴染の属性も、地形効…

太古の昔。天と地から現れた御使いが世界を造り上げた。彼らの持つ世界創造の技術は少数の人間へと受け継がれる。『技術者』と呼ばれた彼らは世界の頂点へと君臨した。 技術を受け継がなかっ…