概要
唐の妖と阿国姉さんの知恵比べ。
信長が本能寺で消えた、天正十年。
堺に立ち寄った出雲の阿国は耳にした。
それは、こんな語りごと。
紀州の沖の島では、奇妙な厄祓いがある。
ぶちりと呼ばれてる。
二年に一度おこなわれるそれは、この年、ひとりを除いて誰も戻ってこなかった。
闇からおいでおいでと呼ばれる。
死人が呼んでいる。
はて、なにがあるのやら。―――打ち出の小槌
堺に立ち寄った出雲の阿国は耳にした。
それは、こんな語りごと。
紀州の沖の島では、奇妙な厄祓いがある。
ぶちりと呼ばれてる。
二年に一度おこなわれるそれは、この年、ひとりを除いて誰も戻ってこなかった。
闇からおいでおいでと呼ばれる。
死人が呼んでいる。
はて、なにがあるのやら。―――打ち出の小槌
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