「言葉 文芸」を含む小説

身近な心の問題をテーマにした連作短編。六章構成。狡猾で奇妙なカウンセラーの男が、カウンセリングを通じて相談者たちの心の悩みの正体を解き明かしていく。ただ、それで必ずしも相談者が満…

薔薇露に菅原櫛、エレキテルだけじゃない平賀源内のあやかし遊び――江戸時代、多彩な分野にその才能を発揮した奇（くす）しき人平賀源内こと水虎先生が、かわいがっていたかもしれない賢（さ…

「このライトノベルがすごい！2021」（宝島社刊） 単行本・ノベルズ部門第５位！！ 「Unnnamed Memory」の著者・古宮九時が贈る、言語を巡る異世界ロードファンタジ…

初めて小説を書いたのは七年前の冬になる。高校の文芸部時代、大学の講義やサークル活動を経て腕を磨いてきた。全ては小説家になるために。 七年目の自分にとって、目標までの道のりはまだま…

文芸翻訳を仕事にしている沙弓は、恋人の昭仁と暮らしていた家を出て行く。最後の手紙を書き残して。 ※テキレボEX2ウェブアンソロジー「手紙」参加作品です。

朝。いつも通り電車に乗って登校していると、見知らぬ少女が乗り込んできた。素性を聞くと、同じ学校に転校してきたらしい。夜の学校で対面したことをきっかけに、二人はより一層関係を深めて…

言うなんて、そんなことできない。でも、匂わすくらいなら…… 2人っきりの文芸部室。 ただ単にからかうつもりで始めた、どこか懐かしい遊びは思わぬ方向へ転がっていく。

「皇太子の妃には、強い女子がふさわしい」 皇后が残したその言葉は何をまかり間違ったのか字面通りに受け止められてしまった。 この世でもっとも強い女性を皇太子妃に据えるべく、今ここ…

三題噺をこなしつつ、文芸部長の鳥羽《とば》遊美《あすみ》が繰り広げる言葉遊びに振り回される文芸部員の御華詩。

これは、春の訪れを夢見た、僕と彼女の冬物語。 十二月。今年初めての雪が降り始めた日。 真っ白に染まっていく病院の屋上で、僕はひとりの女の子と出逢った。 ――小説家になりたい。…

仕事を依頼され、列車に乗って地方のとある施設にやって来た二人。そこでは多種多様な文書の解析・翻訳作業が行われていた。与えられた作業を着々と進めていく二人だったが、ある日送られてき…

Twitterの「#詩コン」「#アトリエ部文芸展」用に書いた詩です。

夜。少年と少女は出会い、言葉を交わして、再び別れていく。意味も意義も意図も持たない彼らの言動には、いったいどのような価値あるのだろう？　意味や価値を創造するのが人間なら、無意味や…

【アルファポリス先行公開中・第３回ライト文芸大賞コンテスト参加中】 神の領域と言われた遺伝子操作技術を手に入れてしまった主人公は難病に苦しむ愛する子供たちを救うべく、遺伝子治療を…

放課後、文芸室部室。 青い二人の問答はただ、春を目指す。 春を目指す二人はただ、沼へ落ちる。 きつねのなにか さん主催の自主企画用に書き下ろした短編です↓ （https:/…

　地味で変わり者が集まる文芸部、しかしそこにも青春ラブ＆コメディはある。 　ライバルと切磋琢磨しながら、必死に小説と向かい合う熱い青春。 　言葉を匠に操り、相手を振り向かせよ…

　付き合っていた彼氏に振られ、仕事では上司に怒られ、どん底状態のアラサーの早紀。 　 　そんな彼女の元に実家の母親から連絡が入る。 いつものように「結婚はまだか」、「孫の顔が見た…

　有井（ありい）美穂（みほ）は九十一歳の老婆だったが、老いた体で死にたくはないと、若返り手術によって記憶はそのままに二十代の体に甦る。 　若い体であれもこれもしたいことはあったが…

小学五年生の時に親友を病気で失った七海潮（ななみうしお）。しばらくは悲しみにくれるも、天からずっと親友が日常を見守ってくれている、そして再会できるだろう。そう、信じて、悲しみを乗…

小説を書く上で、どうにも筆が進まなくなって困ること、よくありますよね。そんな時、ぜひ読んでみたくなるマル秘テクニックがあったならいいなって誰もが思いますよね。言葉が頭に浮かばない…