「あやびと」を含む小説

亡者を選定する日々、課せられた仕事に飽き飽きしていた地獄の門番たる閻魔大王はある日一人の少女の魂と出会う。初対面にして"貴方の仕事は生産性がない"と罵倒された閻魔は苛立ちの侭に少…

月コロニーへの人類移住計画が完了し、荒地と化した地球に、なおもそこで生き続けることを選んだ者たちがいた。 砂嵐と噴煙に塗れ、疫病の蔓延る不毛の大地で、何が人々の希望となり得るか。…

主人公：あすにゃん。読書と創作が趣味。最近めざめてプロを志しているのに、ことしリリース予定（2018年1月現在）の　スマホゲーム　『ハリポタＧＯ』に食指が動いている。ゲームは好き…

とある国に花盗（かとう）と呼ばれる花盗人（はなぬすびと）がいた。 彼は碧い短剣に憑いている少年の幽霊を相棒に、人の心に咲く花の蜜を盗むことを生業としていた。夜な夜な暗躍する彼の…

人ならざる異形、「鬼」の跳梁跋扈する世界。 どこにでもある農村に暮らす少年、仙兵衛（せんべえ）は、人でありながら鬼の力を持つ「憑鬼人」（つきびと）だったことを周囲に知られ、生…

　死した者たちが転生し、神と精霊となって修行する精霊界に、昔、生きた人間たちが大量に紛れ込んだ。精霊の世界を守る守り人(もりびと)たちは怒り狂い、凶暴化した。困り果てた神々が、侵…

最凶系ヤンデレえんでの引き起こす指事件のバッドエンドバージョン。 トゥルーの『SEA and So on神淵の踪音』続く『亡き増す喰え吸うで』、グッドの『混濁た一色た』、ノーマル…

最凶系ヤンデレえんでが引き起こす指事件のノーマルエンド。（他に、トゥルー、グッド、バッドがあります） 『自衛散ル栄位照ル』『血在ル核執ル』両方が前提になっているルートだと思われま…

「僕」は、専業主婦の60歳の母親をもつ30歳の童貞。「僕」は、その母親のたくましさを世の中に役立てるために、母親を社会ではたらかせようとするが・・・

妖怪は確かに存在している。 あなたのすぐ近くにも。 きっと。 ある意味、僕の妻もそうかもしれないが。 菜佳子さんの妖怪譚は他にもあります。 それぞれ１話完結ですので、タイト…

　どこまでも光も、建物もない、真っ暗闇の『虚無の世界』。生物すらもいるはずのない空間に、ポツリと浮かぶ宮殿があった。美しいその建物に生きるのは、一人の精悍な人間グラと絶世の美女で…

今を生きる君に紡ぐ物語。 世界の約数％の人間に訪れる数奇な運命──人はそれを“異才”又は“異能”と呼ぶ。 これは、数奇な運命を持つ者が集まる街に起きた、怪奇譚の噺。

　私のエッセイである『せっかくだから』から下記の二編を実践したものになります。 『せっかくだからキャラクターの作り方について考える』 せっかくだから／躯螺都幽冥牢（くらつ・ゆめろ…

＜あらすじ＞ 川釣りを趣味とする少女・岸谷流は、釣りを始めて間もないころにひとりの釣りびとと出逢う。 先輩の女性釣りびと・河本魚月とともにすごした、夏の日の思い出――

【梗概】 江戸の商家で下女奉公していたお藤は、色恋沙汰に巻き込まれて職を失う。一方、若い娘達の間で『見聞男女録』という公家物の御伽草子が流行り出す。だが、その本には陰謀めいた秘密…

瀬田の里に住む、瑠璃姫（るりひめ）は高貴な生まれの姫君だが、 都から遠く離れているせいで、年頃になっても公達（貴族の男性）が通ってこない。 乳母の湖都夜（ことよ）の夢は、姫君を殿…

百歳に一年足らずの九十九歳で祖母が亡くなった。呉服店の店長をしている綾子は夫が浮気していると知ったときよりもショックを受けた。形見分けで虫干しをしている綾子のところに「夢使い　養…