「好きじゃないのよ 短編」を含む小説

冷たい川に落ちてしまったリス獣人のミーナは、薄れゆく意識の中、水中を飛ぶような速さで泳いできた一人の青年に助け出される。 ミーナを助けてくれた鍛冶屋のリュークは、鋭く睨むワイル…

僕の婚約者は勇者だ。勇者の適正のせいで故郷から引き離された彼女には、好きな人がいるらしい。彼女は僕によく好きな人の話をする。僕は今日もそれを聞いている。 カクヨム短編賞用に書き…

こどもの頃、お気に入りの本を何度も何度も読み返すのが好きでした。 寄せては返す波の様に思い出しては想像して脳内で何度も咀嚼し、味わい続けたように思います。 そんな私が新しく出会…

魔術を使うお話です。一話完結の短編のつもりでしたら、うっかり続きを書いてしまいました。『寿限無詠唱』と同じ世界のお話ですが、内容に直接の繋がりはありません。

何となくの理由で図書委員を選んだ、井之上大翔。同じ委員の浅倉葉子と一緒に当番をしていた。 夏の暑い日だというのに、涼しげに読書をしている浅倉。その手元はホラーのジャンルだった。…

負けヒロイン――主人公に片思いを抱きながらも、選ばれなかった女の子――と、その子が好きな男の子。 中学から高校まで長きに渡った“あの人”の恋人になる為の戦いもほぼ終わりが見えた頃…

愛した人、愛された人。裏切られた人、裏切った人。泣いた人、笑った人。悔やんだ人、もがいた人。 いつの時代もたくさんの人々が紡いできた物語がある。その物語の一欠けらを書き綴った短編…

　伯爵家令嬢のレミリア・マクマホンは、実の姉であるミディア・マクマホンから婚約者であった公爵家の長男――グランツ・オーレンを寝取った。 　理由は才色兼備でスタイル抜群の自分では…

こちらは基本1話完結型の三題話集となります。 同じお題はありませんので、気分によって変えるメニューのように好きな題名の物をどうぞ。 題材の発表は近況ノートもしくは物語の最後に書…

推しは今日も、ひとつ前の次元で笑っていた。 ※特定の趣味を罵倒する登場人物がでてきますので、そういった描写が苦手な方はお読みになるのをご遠慮ください。 以前別サイトにて投稿し…

自作掌編小説集「トワイライト紙片」より、１３本よりぬいたものを収録。 一話完結のごく短い小説集です。掌編小説お好きな方、是非どうぞ！ 【カクヨムコンテスト　短編小説部門　応…

主人公、相葉空は幼馴染の頃から好きだった天童愛華へと告白した。 しかし「はあ？　嫌に決まってるでしょ？　自分の顔見直してきたら？　本当に気持ち悪い……」とこっぴどくフラれる。 空…

30代。のんびりマイペースで過ごせる一人暮らし中の幸来(サラ)。 仕事をしながらも充実したプライベートを求める本が好きなフリー女子。(女子と言わせてほしい...) 何気ない本に繋…

俺の幼馴染が急に亡くなった。 昔から心臓が弱かったとはいえ前触れもなかった。 それでも俺を支えてくれた幼馴染が俺は好きだった。

カクヨムコン最低文字数400字で書きました。 ショートストーリーです。 北国の大学で出会った彼女 不治の病におかされた彼女 彼女に本をプレゼントした彼 彼女の望みは好きな人…

　かつて中学時代に、幼馴染の莉緒に告白して、あっさり振られてしまった経験がある蒼。 　それから数年が経ったあと、母親から莉緒が妊娠した事を唐突に知らされ、妊娠がきっかけで引きこも…

　禁止されている魔導具、魔法薬を管理し新たなものを開発する国際研究機関、魔塔。 　そこで五年も見習い魔具士として燻っていたターミガンだったが、ある日魔塔に雷が落ちた。 　その雷が…

物語は大好き。けど、別に小説でなくていい。 マンガでも、ゲームでも、映像作品でも……想像の余地があるなら絵画でも構わない。 そんな私が小説を書くこと、それって実は許されない行為…

私と王子の結婚前夜、ある女性が訪ねて来た。 彼女は王子の元婚約者で、死んだはずだった。突然の再会に王子は喜び、私に言った。 「僕が間違っていた。君との婚約は破棄したい。国も出て行…

炊きたてご飯はおいしい。故に悩ましい。炊きたてごはんにふりかけをかけると、香ばしい香りがふわりと立ち上って… あなたの食事が幸せになるエッセイを目指して、あなたのお腹を空かせにい…