「ふたり」を含む小説

野獣の姿に変えられ森で暮らすことになった青年のもとに、みすぼらしい姿の少女が訪れた。 言葉はなくとも慈しみあうようになったふたり。 しかし少女の手によって青年は人間へと戻ってしま…

ミナちゃんと松野くんが、付き合って、初デートをするまでの朝を書いているだけです。

「自分ノ触覚デ見サセテヨ、コノ世界ノ価値。写真ヤ言葉ダケデナク、コノ触覚デ」 　黒いローブで身を隠す少女は、老人にそう頼む。 　眼球代わりの、触覚を揺らしながら。 　変異体。…

認知症予防のため　書くことにしました。 私、菊乃と申します。 こちらで　 ひとりか　ふたり 読者さんができたら、 冥土の土産になります。 主な立ち寄り先は、 病院　駅　近…

宵闇迫る雨の沼地に遭難する二人。巨木に開いた洞へ潜って難を避けます。 下っ端、底辺のパーティーメンバーの、ちょっと悲しい恋物語。

大阪に行っていた千鶴。私は彼女からの電話を受け取った。耳に触る風の音。最終の新幹線の中から彼女は電話をかけていた。 千鶴の「好き」の一言が、蓋をしていた私の心に響く。 浮気、不…

夜遅く、夫婦で眠る寝室に電話がかかってくる。あらかじめ予定されていた電話。手元で受けた僕（夫）は、部屋を抜け出し通話をオンにした。 「よかった。今年は繋がった」 彼女の声が耳に届…

私には大好きな先輩がいる。 仲良しで、喧嘩もいっぱいして、いつも一緒にいる先輩。

ふたりの高校生、月子と望による、時に皮肉の効いた会話劇。 あなたの常識や価値観が、ほんの少しだけ変わるかもしれない。 一話完結型日常系コメディー小説。

映画監督になりたい彼女と与えられた役を演じる彼。ふたりしか知らないひみつの映画。 ※Kさんとのうちよそ小説です。

その日、売れないシンガーソングライターの須々乃美秋は夢を諦めた。まったく歌えなくなったのだ。暗い帰り道、何の気なしに立ち寄った本屋で美秋は懐かしい名前を目にする。それはかつて自分…

キタキツネ族の女トレジャーハンターは、エゾシカ族の男を雇ってドラゴン狩りへとやってきた。男は二刀流の冒険者だという話だが、ふたりは無事にドラゴンを倒せるのだろうか。 ＫＡＣ２０…

子供の頃から魔法少女に憧れている高校二年生の女の子・小鳥遊双葉。 子供の頃に観ていた魔法少女アニメ『まじ描るミルフィ』の試写会チケットが当たり、映画を見た日にリリィと出会う。 …

幼馴染あるある！ なかなか進展しないふたりのあいだに突如コバエ出現 さあ、どうなる⁉︎ こちらの作品は、なろう様にも掲載させていただいております。

遠い遠い昔の話。 この国には、ふたりの聖女がいた。 ふたりは互いを尊重し、慈愛の心で民を愛し、王と国に尽くした。 聖女の祈りのおかげで大きな天災もなく、穏やかな平和な時代が長く続…

いつも拙作お読みいただきありがとうございます。イノセント・ラブレターが切な長丁場系なので、癒し系もと思いまして、ナチュラバのスピンオフを公開します。 ナチュラバの、秋吉くんの中学…

乞食（当時の表現）の少女のいじらしい願いは……。小川未明さんの童話の世界がヨウコさんの戦後の実体験に重なります。

駅前の雑居ビルの半地下一階。 カウンターのみの店内には、大きめのエスプレッソマシーンが一台。店員は基本的に店主ひとりだがその時々オーナーが来ることもある。 オープンして少し経…

マトイちゃんが本を読んでいると、 お友だちのメグミちゃんがやってきました。 ふたりの女の子がほのぼの読書するおはなし。 　　　　　 【三題噺】「運命」「トマト」「図書館」に参加さ…

　電波塔の上にはひとの触れられない『繭』がある。 　今その上に双剣を携えて、緋色のパワードスーツが駆けていた。 　乗るのは「あらゆるものを断ち切る」異能を持つ青年、切原水瀬《きり…