「#伝奇」を含む小説

と言うか、調べるの面倒だからこの形にしたのだ。 伝奇のつもりだったが、思い切ってミステリーにしてみました。

天正七年（一五七九）。織田信長の命により甲賀は京都の南蛮寺の寺領となった。 それから数年。明智光秀の忍びであるお毬は、南蛮寺にいる聖人を争奪する命を受けた。 伴天連妖術師と死…

祖母が大事にしていた駄菓子屋を継ぐために、祖母の住んでいた街にやってきたあなた。 独特な雰囲気を懐かしむあなたの前に現れたのは、なんと言葉を話す犬だった…… 祖母に仕えていたとい…

かつてTwitterにて投稿した「ワールズエンド・カーニバルシティ」の読み切りお試し版です。 舞台は、ある者の存在によって魔界と化してしまったロサンゼルス。そこで起きる数々の騒…

　幼馴染で親友同士の高校生、綾子と知美。二人はごく普通な当たり前の日常がずっと続くように思っていた。 しかし、ある日の塾からの帰りに知美が体調を崩し、倒れてしまう。 その時、知美…

「ちょっとうちに遊びに来んか？」 大学時代の友人Ｈから誘いを受けた〝私〟は、母校のある山陰へと向かった。 そこで聞かされることになる三編の奇妙な話たち。 その三編の話には、〝私〟…

ある満月の晩、幼い少年と、吸血鬼の少女が出逢った。 少年は神を信じ、少女は神を憎んでいた。 孤独な二人は互いの存在に一時の安らぎを得るが、流れる月日がその関係を変えていく――。 …

タケルは祭りの晩に、育ての婆様からお前は龍と人の間に生を受けた御子なのだと明かされる。育った村を後にしたタケルを待ち受けていたものは、ミコたちとの出会い。額に第三の眼を持つ姫巫女…

(只今大改稿中です) 一九一八年、七月十七日。ルイスは死んだ。物理的にも、精神的にも。守りたかった女を胸に抱いて。 そこに降り注ぐ声があった。 「助けてあげる」 黒衣を纏う…

　魚たちが、幽世と現し世の狭間へ導く。 　水彩画家、矢賀崎亨は、妻の瀬那を失った。 　彼女の記憶が薄れてしまったことに怯えつつ、彼は思い出を取り戻そうと奔走する。 　現実とも…

　あったことか、なかったことか。エルデーイの領主ヤーノシュ王の娘イロナは、スコロマンスの悪魔にさらわれ、ほかの少女たちとともに魔女として育てられる。だがある日、彼女は悪魔に囚われ…

大学生の鏑木景久は、夢に現れる甲冑姿の少女の正体を探る為、自身の故郷へと向かう。そこで彼は己の一族の秘密と宿命を知ることになるのだった。

夏休みが終わり、山間の隠れ里……神居村には秋がやってくる。 三人しかいない同級生達との絆も深まり、穏やかな田舎の秋は都市伝説とともに過ぎる。 しかし、ある日。 十月を迎えた時に…

万聖節前夜…ハロウィンを間近に控えて、浮かれ騒ぐ人々 その喧騒から外れた闇の中で「解禁日」の到来を待ちきれなかった怪物達が、蠢き始める そんな外道を始末するのは、闇の仕置人、狩魔…

──4月19日、火曜日。 僕、日向蓮(ひむかいれん)は、人体自然発火現象によって焼死した── 何の変哲もない普通の人間だったにもかかわらず、突如として焼死してしまった少年、蓮。そ…

　エンジェル・プロレス所属の女子プロレスラー神沢勇（かみさわゆう）の付き人、新人プロレスラーの風森怜（かざもりれい）は、新宿でのバイト帰りに、人狼と遭遇する。 　神沢勇の双子の…

鬼退治が終わった。ジジとババと楽しく平和な時間を過ごしいつものように眠っていた。しかし目がさめたらボクはいつの間にか鬼ヶ島に戻っている・・・・。夢なのか？現実なのか？頭が混乱して…

２１世紀初頭、世界には“変異血種(ミュータント)”と呼ばれる突然変異体が密かに存在していた。 人でありながら、人でないモノ。 人でないのに、人のようなモノ。 そんな化物が生き…

幕末から明治にかけての生人形師に、松本喜三郎という男がいた。 彼によって「生人形」というジャンルは創り出され、そして彼の死によって終わった。 喜三郎の知らぬところで、その生人形…

歴史があった、人類が生きていくと同時に歴史は人類と共にあった。 人々は様々な国を興り、戦い、滅びそしてまた興るその繰り返しであった。 その中で二大大国である共和国と帝国が興った、…