「色褪せた」を含む小説

　僕はまだまだ半人前。 　それなのに、交通事故に遭った君の担当を任された。まぁ、見た目は擦り傷だけで、ものすごく元気な可愛い君。 　そんな君に、僕は一目惚れをした。 　君と過ご…

★登場人物 ･夕凪ゆらぎ 　本作の語り手。二十五歳。少女時代は高校一年生。現在は絵本作家になっている。少々思い込みが強い。 ･小音琴美誠 　駅のホームで出逢ったゆらぎの友人。…

彼女の名前はシュタリア・レッグナート。 彼女は、この世界唯一の魔女。 魔女狩りによって仲間を失った彼女は、たった一人になっても強く生きようと決心した。 努力と、ただがむしゃらな努…

「５分で読書」短編小説コンテスト参加作品です。 遠い未来、新エネルギー物質による「厄災」で世界が崩壊する間際、誰もいない世界を僕は君と旅をする。

無数に枝分かれするめぐり合わせの糸。 そのひとつをたぐり寄せて始まる、あなたとわたしのつながり。 誰だって、出会いをよろこぶ心はなくしていないはず。 「書く」も「読む」も大切な…

押し入れの中から出てきた宝箱を開けると、とある日の出来事もよみがえってきた。 ＊以前『小説家になろう』にて投稿した作品を、一部改稿いたしました。

大学生による学内公演による演劇中に起きた毒殺殺人。 優雅に紅茶を飲む美人刑事の葉織梢と新米刑事の柚木宏樹が挑む、不可能犯罪。 真相が明らかになるそのとき、柚木は何を思うのか。

洋菓子店の淡白な店長さんと 花屋の爽やかな大学生くんの恋のお話。 Dayシリーズは商店街を舞台に 不器用ながらも現代を生きる人達のお話となっております。 ※2016年8月に…

一枚の風景画に魅了され、その作者である女性画家に弟子入りする女子高生が現れる。 画家は色が見えなくなる病に悩まされているが、弟子とのふれあいや創作活動の中で、この世界の本当の色彩…

　色褪せた木橋のすぐ側で行き交う者たち相手に商い始める男あり。机と大きな風呂敷を挟んで扇子片手に珍妙な口上で客を惹きつける。 　傘寿川の先で起こる優吉朗の奇妙奇天烈おかしおかしい…

降り続く雨。 色褪せた世界。 切なくも温かい雨の日の物語。

　 ※縦読み推奨です。 　主人公のナタリアは、プライドが高くて臆病で自信のない女の子。ソビエト連邦という祖国を愛する彼女は周囲からの友情や愛に支えられ、次第に成長し、ソビエト社…

ある講義に行った……

１７歳の青年、不知火　珀は、８歳の頃、両親が不慮の事故で亡くなってしまった。 　それ以降、珀の時は止まり、全てが色褪せて見えるようになってしまった。 　ある時、珀は身体に起きて…

谷本は快い夢を見た。夢の中に登場する女性と、恋仲になる夢。しかし目を覚ませば味気ない現実が待っている。次第に谷本は、夢の中で暮らすようになっていく。

社会人になって四年。誰と仲違いしたわけでもないのに、遊ぶ友達は減り、機会もなくなっていった。 疲れを取るためだけに少ない休日をつかう度、心がだんだん色褪せ、枯れていくような気が…

ペンが走り出す。数百年以上昔からかけられていた継承者を示す魔法。俺はそれを見て《そのとき》が近いことを察した。 雑記帳のページをめくり、そこに書かれた自分の名前を指先でなぞる。つ…

　現代の日本、不思議なものなんてときどきニュースで放映する都市伝説くらいで、日夜暗躍する悪の秘密結社も、それに対抗する正義の味方だって居ない。 　それこそファンタジーはテレビの箱…