「緑」を含む小説

【序文】 　水主軽太は、空を見上げていた。　 　地球と何も変わらない、ただの空。黒くて点々と星があり、たまに雲があるだけの満天の空。 　 　過去の記憶が、喉の骨のように主張してき…

北根島、元茎島、南葉島の3島とその他小さな島々で構成される木恩国。緑豊かな国であり、樹木に感謝していること（木に恩がある国）として名付けられた。君主は神皇（しんのう）であるが、神…

薔薇も椿も枯れたんです。 ミモザも。 植物を育てる緑の指、羨ましいなあ。

はるか昔に地に降り注いだ光が人々を7つの国に分けた時から、人間は人を喰らうモノノ怪と戦ってきた。 そして今、雪に閉ざされた「白の国」白蓮では若き新王、満の戴冠式が行われようとして…

（旧題：注文の多い婚約者） 貧乏男爵令嬢のアビゲイルが結婚を考えていた恋人アーサーから突きつけられたのは、理不尽な十三の注文だった。 『結婚後は領地を出てはならない』『実家から連…

純朴なアスター（19歳）と、保護者であるローリエ（47歳）の小噺。 20歳の誕生日を間近に控えたアスターは、半年後のパーティに参列するよう、皇帝の遣いから命じられる。 しかし、ロ…

「聖女はその身で闇を祓う義務があるんだ」 　愛する彼女に求婚をしたその日に世界の膿が襲い掛かった。それは彼女の身体を蝕み、生命力を奪い取る。美しかったピンク色の髪も、オーロラの…

異界へ落ちた少女と、そこで出会った少年が紡ぐ、異世界召喚ファンタジー、始動。 ＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊ 物語全体のあらすじ 　周…

西暦2080年。人類文明は科学技術の発展により黄金時代を迎えました。 世界中に大都市が築かれ、生存圏は星の外にまで広がり、人間と遜色ない思考や行動が可能なアンドロイド（シンカロン…

　「緑色の目は悪魔の証」という伝承が聖書に残るクロワ帝国の片隅にて、アスターは十五歳の誕生日を迎えた。 　アスターは、早逝した父親から贈られた指輪をはめて、幸せだった頃の誕生日を…

富裕層向けの警備員として日本に派遣されたプルーデンスは、護衛対象のアーサー・アシュクロフト・ホームズが居住を予定する家へと向かった。そこは過去に一家心中が連続発生した曰く付きの家…

故郷の緑の🟢惑星は呼吸を止めた。移動した地球で見たものは破壊した奴らだった。悪気があった訳では無いだろう。でも向かう方向は明らかに違う。弱肉強食なんだね。コロンピーナは陽気な宇宙…

気がついた時僕は知らない世界で緑豊かな街並みを前に倒れていた。 一応名前だけは覚えていたが……それ以外は何一つ自分の事を覚えていないようで。 ……まぁ、なんとかなるか。 そんな…

僕が初めて愛した人は、花園の片隅に咲く、小さく可憐な花だと思っていた。 私が初めて愛した人は、数多の女性の尊厳を踏みにじった卑劣な男だった。 赤と緑の二つの月が青い空に輝く異世…

正月などの連休中はインターネットへのアクセスが減るのである、この作品も冗談抜きで誰も見ていないという恐れがある。新年早々、PV 0 応援0 星0のスーパーデラックスを迎えてしまう…

●あらすじ 　起きると窓ひとつない真っ白な部屋の中にいたムウは、記憶を失った状態で目を覚ます。 　真っ白な部屋のある建物から出ると、目の前に広がるのは何も無い緑の草原と見たこと…

ファンタジー長編小説: 緑目の少年が砂漠にいたり、足の悪い少女がラクダレースの絶対王者だったり、もと山賊でダンサーのイケメンが王子になったりするちょっと変だけど、おもしろいかもし…

グリーンスライムに転生した彼は思うことになった。 「くっそ寂しい」 転生した先は、どこまで続くとも分からない枯れ木の森だった。 虫の声すら無く、当然人の姿はどこにも無い。 そこで…

※本編完結済み（外伝、番外編は不定期で連載中） 朝が来ることのない常夜の国、極夜国《ノクス》。 閉ざされた夜の国に暮らすのは、左右どちらかの瞳に貴石を宿す石妖精――石人――たち…

この作品は歴史改変 何もかも変わり果てる クリスマスパーティーの中でクリぼっちを実現するという奇跡を毎年のように起こした生涯。   （以下、読み飛ばしてもOK） クラスのクリ…