グリーンスライムに転生した俺は、呪われた異世界を緑でいっぱいにするようです。

　スラ転という名前だけクトゥルーから、引っ張ってきたファンタジーと違うこの重厚感。

　斬魔大聖デモンベインというゲームや、クトゥルフＴＲＰＧ好きなら必読！
　あるいは真女神転生系の異世界ファンタジーが好きなら、一読の価値はあります。

　クトゥルー？　何それという方にも、クトゥルーオペラはちょっと違うよねというコアよりの読者もとりあえず読むとハマるこの物語。

　まさか、グリーンスライムが〇〇〇というメガテンファンも驚きの展開もあるよ。

面白いです。なんでこんなに評価されていないのか不思議です。少なくとも俺は最後までこの物語を見守りたいと思います。

スライム好きとしては気になる作品！
緑化はどう進むのか？

大地緑化計画！　目標は灰色の大地を緑に変えて観光名所とすること。

グリーンスライムの主人公は、緑化に特化したスキルを持っており、せっせと緑化作業に勤しみます。
最弱のスライムですから、主人公は本当に非力です。でもそんな彼にも頼もしい仲間――ツリードラゴンのリリーさんがいます。テディベアのような見た目のリリーさんは、とっても可愛くてマスコットのような存在。主人公の心も読者の心も癒してくれます。

最弱のスライムですから戦闘も苦戦の連続なのですが、二転三転と巧く物語を動かす工夫がされており、勝利と共にカタルシスを感じさせてくれるでしょう。主人公が少しずつ強くなっていく過程も、見ていて楽しい。
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表現がどうこうということではなく、酸いも甘いも噛み分ける大人向けの物語と感じました。

心と体を壊されるほどの負荷を与えられたとき、それを受けた強き者も弱き者も綺麗で正しいだけではいられないということ、その痛みの分からない者は、この作品をただ批難するだけなのだろうな、と。

それでもどこか情だったり希望だったり、その人なりの心の奥深くにあるものを捨てきれない人間の、足掻く姿はかくも美しい。

それを噛み締められる人になら是非オススメしたい。
そんな人々の姿が優しくも幻想的なファンタジーの中に収められていますよ、と。

荒廃して灰色に呑まれた世界、何故？誰が？細かいことはわからないけど、目の前の灰色の魔物をなんとかするぞ！！って感じの物語です。
理解しやすい内容で、テンポが良いので最新話まで一気に読んでしまいました。

主人公が転生したグリーンスライムはよわよわ。
しばらく緑化運動に勤しみますが、なかなか個性的な天敵がわんさかやってきて、これを撃退していきます。
思っていたより戦闘が多く、カッコいいです。

個人的に、グリーンスライムさんの性格がかなり後ろ向きでかつ優しいところがお気に入りです。

まず、異世界転生した主人公が枯れ木ばかりの土地を緑地化し、再生しようとする点が斬新で面白いです。
主人公が目標に向かってコツコツ努力していくのも良い！
そして、何より気になるのは、この異世界の謎。
いったい、どうして荒れ果てているのか――その辺りも今後、明らかになっていきそうで、続きが楽しみです。

主人公の森や世界がどこまで発展するのか、今後を楽しみにしております。