小役人である主人公が、でこぼこで穴のある性格の男ばかりな勇者パーティの持つ問題を支え、整頓し、少しだけ(あるいは、劇的に!)よくしていく物語。
1話1話に読み応えがあり、王道を少し外してはいるが、見どころはしっかり描写されている。現代らしい作品とも言える。
キャラクターたちもまた、白黒/裏表だけでない魅力があり、ひとりひとりの掘り下げが行われることも素晴らしい。
タグにある通り顔のいい男たちとのブロマンス的展開も嬉しく、キャラクターの人間性に関するストレスなく読めた。
現在は更新が止まっているが、次の更新があればかじりつきになってしまうこと間違いなしだと思う。文句なしの星3!
主人公は没落貴族な小役人。
実家のゴタゴタで王立学院を中退し、今はせっせと事務仕事に励む日々。
ある日、学院時代の級友ーー勇者に再会!
勇者のオゴリで飲みに出かけたら…
はぁ!?財布を落とした!?預金も下ろせない!?
だめだこの勇者、世渡りが下手すぎる。
そのうえ勇者パーティの面々も、みんな生きるのが下手すぎる。
世界を救うこと以外はからっきしな勇者たち。
放っておいたらまとめて破滅するに違いない。
ついつい世話を焼くうちに、いつしか財布を預かり、宿の面倒をみて、と手伝うことに。
これは、本業(小役人)と掛け持ちで勇者パーティを支える青年のサクセスストーリー。
成り上がりものですが、無理な祭り上げはなく、さらりとした読み口です。
勘違いモノの要素はなく強引な展開もないので、ストーリーに安定感があります。
一方でメリハリも効いているので、単調な印象はありません。
流行りのテンプレ展開に食傷気味な方にもおすすめです。