「短編 ガールズラブ」を含む小説

「なに言ってんの？」

幼稚園の窓際で雲を眺める「ぼく」は、クラスの人気者「杏子」に話しかけられる。ふたりは匂いと記憶の関係について話し、お互いへの微妙な感情を探っていくのだった。

ある小学校の五年一組。そこに「香下（かした）紗月（さつき）」という真っ白な髪で天使のように明るい子が転校してきた。 真面目に勉強も運動も頑張り、クラスの実質的なリーダー格になって…

俺に彼女が出来る度、その彼女を寝取る幼馴染・雪村　風音（ゆきむら　かのん）。コイツのせいで俺の恋愛はいつも長く続かない。 教えてくれ……何の恨みがあって俺の彼女を狙い撃ちにするん…

絵が好きなのに自信が持てない、女子高生の美穂。 彼女はある日、旧校舎の音楽室の前で衝撃を受ける。頭の中を埋め尽くす、色彩の洪水。 音楽室の中にいたのは、ピアノを前にした少女だった…

はじめはただの気まぐれだったのだと思う。 たまたま二人きりになった会議室で、私は朝凪さんに初めてのキスを奪われてしまう。 それからは廊下ですれ違うたび、放課後に呼び出されてキ…

サボり癖のある先生・峯岸紗夜と、同じようにサボり癖のある生徒・榊真希は穏やかでなんてことのない日常を過ごす仲である。傘を忘れた真希を送ったり、ちょっとしたきっかけで夏祭りを共に過…

互いの欠落を埋め合いながら、二人は日々を歩んでいく。

ーー幼馴染が、ケーキになった。 　高校2年生の青葉澪は、風邪で学校を休んだ幼馴染の芹沢茜音をお見舞いするため、彼女の家を訪れた。 　ところが部屋に入った途端に感じたのは、こも…

　私が生まれた頃には過ぎ去っていた“あの”空気を甦らせたく、作文の授業で書き始めたハードボイルド活劇コメディ「ティラミス」シリーズ。オマージュ・パロディてんこ盛り！読者様ご自身の…

出会ったら、別れはいつか来る。 そんな当たり前の理不尽に慣れてしまったら、僕は大切なものが見えなくなると思います。 以前、正しい別れについてのお話を書きましたが、これは正しい祈り…

下京遥は夏休み、必ず高浜町のとある神社を掃除する。2021年の夏、いつものように掃除していたらある少女が現れて...？！ これは、ひと夏だけの恋人ととして過ごした、ある二人の少女…

三穂 由貴子（みほ ゆきこ） 高校2年生。山あいの小さな町・結田生まれの結田育ち。地元が嫌いで、大学に進学してこの町を出る日を待ち望んでいる。古くてダサい名前も気に入っていない。…

「私」のクラスにいる能勢加奈という大人しい女の子が、半ば押し付けられるような形で合唱コンクールの審査員をすることになってしまう。 決定の経緯が酷いと感じた「私」は加奈に声を掛けに…

名前に見合う大人になれと育てられた清華は今、流されるがままに生きていた。 そんな彼女が出会ったのは自分から見れば雲の上のような存在であるOLだった。

初夏のある日、豪雨の中呼び出したのは一番の友達、雫。 びしょ濡れになってしまった雫を着替えさせるも、彼女は無防備な姿のままだった。 その気などなかったはずの茜は彼女を押し倒してし…

冬に差し掛かったので……。勢い任せなので再編集の可能性ありです。よろしくお願いします。

双子姉妹の百合です。 文がおかしいかも知れませんが良ければ見てってください！

恋というものを知らない私に、あなたを愛する資格はあるのだろうか。 静は子どもの頃好きだった女子に想いを拒まれて以来、ひとを好きになることに臆病になっている。そんな彼女の元に或る女…