AIの君と咲いた花
Kz幸(カゼサチ)
第1話
大学卒業後、私はとある有名企業に入社して、企業内でいろんな活躍を残し新人内ではトップ、更にはそこで今の夫になる彼氏ができ、最高の生活を、、、、、
ではなく、私は普通の企業に入社し、普通の日々を送っていた。いつものように上司から課せられた業務をこなし、いつものように同じ昼食をとり、いつものように1〜2時間くらい残業をしてから、いつものルートを通って私の家に帰る。家に帰ってもいつもすることは変わらなく、私はそんな変わり映えのしない日々に飽き飽きしていた。
そんなある休日、私の家に訪問客が来た。
「こんにちは、今日からあなたの専属人型AIとなりました。」
「、、、、、は?、、、」
私は急で謎な出来事に戸惑っていると、周りの家にも同じような状況が広がっていた。このことを携帯で調べると、最近、政府で独身世帯や高齢者世帯に無償で専属人型AIをつけると議会で可決されたらしく、ちょうど今日がその施行日らしい。
「名前を入力してください、、名前を入力してください、」
私が携帯でそのことを調べているとAIが急に名前を入力してくださいと発してきた。
「名前を入力してください、、名前を入力してください、」
急に名前を決めろと言われても、と思っていても、催促は止まることはなかった。私は外の景色と冬ってことで、ノエルと名付けることにした。
「わかりました、、それでは次に自分の好みの性格に設定してください、この設定はスキップすることが可能です、」
私はせっかくこれから同居することになるので、結構長い時間考え、自分好みの性格に設定した。
「これでよろしいですか、、よろしかったら、はいを、そうでなかったらいいえを推してください、、」
私は間違いなく、はいを押した。私はこれからのことが楽しみで心が揺らいでいた。
「わかりました、、では設定した名前、性格に変更します、少し時間がかかることがあります、少々お待ちください、、」
私は、設定が完了するまで、気長に待った。
「設定が完了しました、、、、、」
それから大体10分くらい経った頃、ようやく設定が終わり、ようやく自分好みのAIと対面できる、、、、
「初めまして有咲愛さん、今日から一緒に住むノエルです、よろしくね、愛、」
AIの君と咲いた花 Kz幸(カゼサチ) @Kz7sati
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