「戦争 兵」を含む小説

二〇五〇年代、各国に導入されたロボット警察は対話に応じる相手は攻撃しないが、対話に応じずに人間に危害を加え続けようとする相手には、正当防衛が発動され射殺することが認められていた。…

地獄の東部戦線に最恐のネームド航空魔道兵がいた。 煉獄のトロツキーグラード攻防戦で包囲網を食い破った作戦。その先陣を務めた少年兵。 合州連盟におけるコードネームは『殲滅の熾天…

地球とそっくりなその惑星には、複数種の霊長がいた。 獣人、亜人、人間。 獣の姿でありながら言葉を話し、火を扱い、文化を成す。 故に、戦で争う。 これは地獄の現代戦争で、良心と合理…

　巨大な人型ロボット＝重甲機兵が戦う、荒廃した地表世界。 　傭兵機団の姫君に、お見合い話が持ち上がる。お相手は帝国の皇太子。気性は荒く、負けず嫌いな姫君がおとなしく皇太子をお迎え…

　進駐軍占領下の昭和二十二年春。東京の隅田川にかかる厩橋そばのバラックに住む二十一歳の女性、横澤かつらは貧しいながらも弟の康史郎と助け合って暮らしている。 　かつらは仕事場である…

一九六三年ミズーリ。代々トウモロコシ農家を営むベンの住む田舎町へやって来たハンナは、初対面でズケズケものを言う嫌味な女だった。母親を亡くし、フィラデルフィアでの美術教師の職を辞め…

２１１３年人類は異星人達の侵攻を受ける。絶え間ない戦闘が続くなか主人公ファーロン一等兵は戦友の死と様々な人々との出会い自身のあり方について考えていく。

6歳という若さで戦争に参加し、7年間戦場で戦果を上げ続けてきたイブ・レッドパールは終戦と同時に自分の生きる理由を見失っていた。 戦争が終われば、明日のことを考えられるようになる…

　ポランレフ＝リエトヴァ共和国陸軍の新人少尉エミリア・プラテル。 　父親の汚名を晴らすべく士官学校へ入るも、任官先は辺鄙な田舎町。 　上官は酒飲みで四六時中酒臭く、やる気もない。…

認知症に侵された元日本兵の老齢の男性が、ひょんなことから認知症の夢遊状態ちPTSDを併発しながら太平洋戦争のガダルカナル島の戦いでの経験をおしゃべりロボットに淡々と語っていき、自…

　ときに西暦１８５３年、江戸湾に黒船が来航したが、征夷大将軍徳川家定は余裕綽々としていた。江戸城に幕閣を集め、「大和に迎撃させよ！」と命令した。 　アメリカ合衆国のペリー提督が…

南歴８５１年 この世界には、魔王が存在し、人類は魔王との戦争を長くおこなっていた。 主人公ユニスは、しがない騎士爵家に生まれた長男だ。 しかし、14歳の成人の儀で女神様から初代勇…

戦争中、竜騎士アリウスは敵兵に討たれて死んだ。 しかし彼は死神として召喚され、死神王より任務を受けるが…… それは戦友ヨエルを殺すというものだった。 ヨエルをこの手で殺めるか。諦…

平凡な高校生のカズトは、いつの間にか異世界、しかも戦禍でボロボロの街にやって来てしまった！ カズトはその街を彷徨っていると、そこに現れた一人の女エルフ兵によって知ることになる。 …

「どんな身分の、どんな種族であれ。……私は死んでほしくないよ」 そう語るのは、リアと呼ばれるエルフの防人見習い。樹上と樹下に住まうエルフには明確な差別があり、栄える氏族と衰退した…

チンギスカンの法則が確立したのは、ホラズム王国との戦いにおいてである。 モンゴル帝国初代皇帝はその戦争に先立ち、旗下に、降伏者は生かし、反抗者は兵と市民の区別なく、尽く殺戮すべし…

日間一位達成　2022/10/6, ノベルアップ＋にて(本作のリメイク前の作品) 第23回角川ビーンズ用の紹介文は一番下にあります。一般の読者の方にはネタバレを含みます。 総…

D国は世界随一の平和主義の国だった。最先端のAI技術を保有し、兵どころか武器も持たず、自衛権も放棄しているという。陰謀論のブログ執筆のためにD国に訪れた〈私〉はD国の技術に関心し…

　ポロン王国で革命が起こった。王族は殺され、共和国政府が樹立した。 　国境を接するニュークラント王国は、革命の波及を恐れポロンに宣戦を布告する。 　ニュークラント王立軍の若き兵…

カールス・メセルナはかつての英雄に憧れていた。だが、今はもう英雄の生まれない時代。個人の決闘は、兵による戦争に。魔法と剣による戦いは、銃と異能の戦いに変化していった。 カールスの…