「笑うだけ」を含む小説

「好きだよ、相良さん」 　毎日毎日、当たり前の顔をして周くんはわたしに『告白』する。彼の保有する『人魚姫』の『呪い』のために。 　わたしが返せる言葉は決まってるのに。周くんの想…

自主参加企画で『すべらない話』という自作小説キャラが笑い話をするいう企画を聞き、すぐに書きました。『すべらない話』になってるかはわかりませんが、一部の人にはトラウマが刺激され、そ…

恋愛ミステリです。 手がかりはきちんと提示しますので、良ければ謎解きしてください。 ---------------------------------------- たった二…

駄目人間の私が何を書いたところで、大した事は書けない。 だから、笑われてしまうだろう。 それでも一生懸命に考えた事を綴っていきたい。 その笑いが微笑みであろうとも嘲笑であろうとも…

天に仇なした男の物語。 カッコよく言えばそんな話。 しかして、その真相は、、、 「天に仇なすものに永遠の裁きを」とか言われたんですけど・・・どういう事なの？ 真相を告げられる…

十六歳の璃香は地方領主の娘。 夏の夜、兄の従者である夕星を呼び、みだらな奉仕を命じてその心をもてあそぶ。 男をいたぶりながら、自らも慰み者となる運命を笑う。 ※足を舐める表現が…

とある町に開店をした喫茶店『Marionette』 その店の店長(夜月アリス)は常に笑みを崩さない変わった少女。 そんな彼女には重大な【能力】があり、その能力によって彼女に関…

いさなくんはへんなひと。 あたしが知ってる人の中できっと一番へんなひと。 いさなくんは、あたしのことを主って呼ぶ。 毎日毎日飽きもせずあたしの写真を撮る。 それを並べたアルバム…

優しさには、きっと、依存性がある。 このまま摂りつづけたら、いつか致死量に届くだろう。 彼は甘くて、僕は狡い。 彼の甘さに乗っかって、笑う僕は、きっと狡い。 優しい闇の中を泳…

「地球はなんで青かったか、知ってる？」 彼女はぼくに消え入りそうな声で聞いた。 「月の人魚が落とした最後の涙のひとしずくなんだって」 そう笑うきみの命の灯火が静かに消えてい…

「いけず」 意地悪、と花乃は呟いた。鼻の奥がつんとする。 花乃の顔を覗き込んで、沖田が笑う。 「そこは、おおきにって御礼してくれるところだろう？」 胸を病んだ沖田総司と…

大非在化という事件によって物理法則が崩壊した未来。 人々は異空間を作る技術によって生き延びて、文明を再興させていた。 旧世界の生き残りの一人、時乃琉香は、ある日科学者だった祖父が…

ある所に虐待を受けている子供が居た。その子はとある学校に転校して、その先ではイジメにあった。 家では虐待、学校ではイジメ。次第に少年は心を閉ざし、心の底から笑う事さえ出来なく…

ひねくれた自尊心と寂しさとそれなりのやりこみと孤独感と自己顕示欲から生まれた文章にどのような主体的意味がありどのような客観的価値があるのか、すなわち君はこの文章を読むべきであるか…

病室の彼は、彼女の肩に乗った桜の花びらをそっと指先でつまみ上げる。 「春だね」と笑う彼に、彼女も寂しく笑って「春だよ」と言う……。 ※この作品は『小説家になろう』さまにも掲…

「おいお前、痛い思いしたくなきゃ有り金全部出しな」 「あ、あはははは・・・・」 少年ーーーエリク・クロフォードは薄暗い路地裏で物盗りに絡まれていた。 とある事情によりティルファ…

奇妙な言葉を残した少女と僕の短いお話

お笑いは好きなのだが心の底から笑えない佐藤隆一は卒業式の日に突然隣のクラスの斎藤琉斗に声をかけられる。 笑いとは一体なんなのか？コンビの熱き友情を描く

今日はあの店に行こうか？夏に事故を起こしてからしばらく行っていない店さ。 病院のカウンセリングが始まるまでにはまだ時間があるのだから…。