概要
あたしといさなくんの出会いのお話し
いさなくんはへんなひと。
あたしが知ってる人の中できっと一番へんなひと。
いさなくんは、あたしのことを主って呼ぶ。
毎日毎日飽きもせずあたしの写真を撮る。
それを並べたアルバムを、毎日毎日飽きもせず眺める。
あたしが好きだと言ったものを恨めしげに睨む。
あたしが急にいなくなると半泣きで後を追いかけてくる。
それから・・・
あたしが笑うと、いつもきれいな顔を真っ赤にしちゃう。
そのあとあたしよりずっと嬉しそうに笑うの。
いさなくんはずっと変わらない。
変わらずにへんなひと。
出会ったあの日から、ずっと。
あれは、私が小学生のころ・・・
―――――――――――――――
二章
ねえ、この学校の七不思議って知ってる?
今日もまた校舎のどこかで、そんな言葉から紡ぎ出される怪談話。
例
あたしが知ってる人の中できっと一番へんなひと。
いさなくんは、あたしのことを主って呼ぶ。
毎日毎日飽きもせずあたしの写真を撮る。
それを並べたアルバムを、毎日毎日飽きもせず眺める。
あたしが好きだと言ったものを恨めしげに睨む。
あたしが急にいなくなると半泣きで後を追いかけてくる。
それから・・・
あたしが笑うと、いつもきれいな顔を真っ赤にしちゃう。
そのあとあたしよりずっと嬉しそうに笑うの。
いさなくんはずっと変わらない。
変わらずにへんなひと。
出会ったあの日から、ずっと。
あれは、私が小学生のころ・・・
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二章
ねえ、この学校の七不思議って知ってる?
今日もまた校舎のどこかで、そんな言葉から紡ぎ出される怪談話。
例