「昔話り」を含む小説

クリスマスイブ、残業をして帰路についた瀬古香織は、高校時代のクラスメイトである杉本貴一と再会する。 電車を待つ間、二人は昔話に花を咲かせる。別に特別親しかったわけでもない二人。今…

一話完結の読み切りの物語をまとめたものです。 当初「童話風・昔話風」をテーマにした読み切り集にしようとしていたこともあり、それっぽい話が割合的に多いかもしれません。 ※物語は…

桃から生まれたというだけで、いい加減に桃太郎と名づけられた男。 鬼退治を勝手に運命づけられた男は、鬼を斃したのちに訪れたクリア後の世界であっさりと失職した。 桃太郎の前に現れた真…

むかしむかし、ある村のお寺に全然怖くないオバケがいました。 このオバケは人を驚かせることはせず、子供達と仲良く遊んでいたのもあって村の皆から好かれていました。 ある日オバケは一…

むかし、むかし、ある村に大きなカブがありました。 それを引き抜くために皆は立ち上がりました。 ＊他にも小説家になろう、ハーメルン、PIXIVにも掲載しています。ご注意下さい。

日本昔話を筋肉でコーティングしてお届けします。

静岡県民は静岡から見る富士を「表富士」と呼び、山梨県民はそれを「裏富士」と呼ぶ。逆もまた然り。

ひとりきりになった青年のもとにある日現れたのは、竜胆色の着物を着た、愛らしい少女。 少女のまっすぐな想いは、やがて青年の心に染み込んで—— そして、少しずつ近づいてくる「定め…

　毎度のごとく新しい想区にやってきた調律の巫女御一行。今度の想区は一見すると平和そうで、カオステラーも見当たらない。いるのは一人のお爺さんだけだった。 　余生が長い独居老人宅に、…

阿蘇の猫岳の化け猫の昔話を知っているだろうか。 真夏のこわい話の取材に来たテレビクルーは、猫又寺という怪しい寺で 肥後の国と、それより古くから続く、時を超えた奇譚の渦中に引き込ま…

これは昔々の話。ある日森に狩りに出かけた王は傷を負って森に倒れた。彼を助けたのは一人の娘。彼女の懸命な看護の末に、元気になった王は、「美しい」と評した娘に正体を明かし、妃になって…

アスペ＝アスペルガー症候群の私と、アスペルガーグレーゾーン一族の昔話を交えた日常です。

「シャンクフラウンの左目」 隠遁した画家シャンクフラウンへ、私は北の王の依頼を告げにいった。しかし彼は、もう絵は描けぬという。そして「描けぬ」ということを証明してみせるといって、…

その愛の深さゆえに、道に迷った娘。 その深い愛を、決して揺るがせない男。 不吉な言い伝えのある、暗い山奥。 男と娘は出会い…そして——。

西洋でも東洋でも、神話や昔話に数多く登場する伝説上の怪物。 だが何故、実在しない生き物のことを世界のあらゆる地域で 語り継いでいく必要があったのか？ ヒトの歴史は、ヒトの繁栄に都…

これは、信じてくれないかもしれないけど、実話なんです。 日本昔話みたいな実話です。 謎に包まれたこの出来事。 この謎、あなたは解けますか？ ーあなたのご意見、お聞かせください…

　目覚めると浦島太郎になっていた現代人の『俺』。 　 　浦島太郎は実はハイスペック超人だった。 　でも、この物語を納得いく結末には導けなかった。 　だから、女神さん。俺が滅茶苦…