概要
ふたつの世界を行き来する、狭間にいたる物語集
「シャンクフラウンの左目」
隠遁した画家シャンクフラウンへ、私は北の王の依頼を告げにいった。しかし彼は、もう絵は描けぬという。そして「描けぬ」ということを証明してみせるといって、彼は一枚の絵を描き始める。
「星珠儀のうた」
かつて天上にあったという伝説の都市アル・ハル。その遺失物として残存する、ふたつとして同じもののない星珠……そのうつくしさに魅せられて、トウジィは友人から星珠を盗み、伝説の都市の落下した地といわれる<丘の下>を訪れる。しかし来て早々に、星珠を盗まれてしまった。トウジィは星珠を取り戻すために、星珠を集めているという故買屋を訪れる。
「琥珀王樹の舟を浮かべ」
村の西にある浜辺には、かつて滅びた王国の、沈んだ宝が眠っている。そう信じた外の若者がまたひとり、ニリへ浜辺の洞窟への
隠遁した画家シャンクフラウンへ、私は北の王の依頼を告げにいった。しかし彼は、もう絵は描けぬという。そして「描けぬ」ということを証明してみせるといって、彼は一枚の絵を描き始める。
「星珠儀のうた」
かつて天上にあったという伝説の都市アル・ハル。その遺失物として残存する、ふたつとして同じもののない星珠……そのうつくしさに魅せられて、トウジィは友人から星珠を盗み、伝説の都市の落下した地といわれる<丘の下>を訪れる。しかし来て早々に、星珠を盗まれてしまった。トウジィは星珠を取り戻すために、星珠を集めているという故買屋を訪れる。
「琥珀王樹の舟を浮かべ」
村の西にある浜辺には、かつて滅びた王国の、沈んだ宝が眠っている。そう信じた外の若者がまたひとり、ニリへ浜辺の洞窟への