「ご飯もの……？」を含む小説

父はいない。母もいない。弟も、どこかへ行ってしまった。私だけが、この家に取り残された。私だけが、どこにも行けない。 でも、今は、木崎がいる。 ――国民的作家だった故島田仁の娘で…

家出少年が、人気イラストレーターに拾われて一緒にご飯を食べるだけの小説です。

「そんな事、誰が決めたのか」 そんなことを考えたことはないだろうか。 仮定だらけの世界に’真実’はあるのだろうか。 これは、こんなことを考えた僕の朝の1シーンだ。

僕は旅に出る。美味しいご飯を求めて。

　明太ロックという言葉がある。 　ロックとあるが酒の言葉ではない。 　明太ロックは昭和中ごろバブルに向かう頃に福岡から全国を爆発的に熱狂させていた音楽文化のことだ。 　この企画…

楠本直樹はネコ好きである。 しかしネコ以上にクラスメイトの柏木千夏が好きである。 高校の帰り道、河川敷で見つけた子猫にエサをあげたところ、翌日、学校の机の中に何故か大好きな千夏の…

時々、時々だけどなんかどうでもいいものを、たらふく食べたくなる時ってあるよね。

二十歳のさゆきは、親戚の康介に会うために、十五年ぶりに生まれ故郷を訪れる。けれど、懐かしの場所は、以前と少しだけ変わっていて……。

空飛ぶ魔法の巻物を持つ、白いご飯がとても大好きな運び屋の物語。

春になる少し前、京都でマイペースに暮らす、ちょっとばかり変わり者の駆け出し絵本作家の元に、ちょっとばかり口が悪くて素直じゃない天使が落ちてきました。翼が折れて帰れずに仕方なく居座…

朝はご飯派？パン派？ ある恋人たちの、ある日の会話。

ある日家に帰ると、家を泥棒に入られてしまった金持ちのはるきと、泥棒の隆平。ふたりは家で鉢合わせてしまった。しかし、はるきは家に入ってきた泥棒に一緒にご飯を食べないか？と誘う。不気…

お試しで一週間だけつき合うことになった浅海と秋孝。昼休みに二人で弁当を食べるのが習慣だったが、ある日浅海がふと目をやると、秋孝の頬についたご飯粒がどんどん増えていく。秋孝の謎の行…

朝、アラームを止めてベッドを出るまでの間。 お昼、ご飯を食べたあとにお茶を飲みながら。 夜、浴槽にお湯が溜まるのを待ちながら。 そんな、ほんの少しの隙間時間のお供にしてほしい、短…

　故郷の星は戦争によって滅び、絶対的兵器の力によってただ一人だけ生き残ってしまった少年は、今日も何の目的も意味も無く、ふわふわと幽霊みたいに宇宙を漂っていました。 　ある時、そ…

ご飯を語るお話。 登場する人はみんな血縁関係はもたせてない設定ですが、それぞれが関係してるとも言える話です。 一話完結なので、読みたい作品をを自由に選んでください。 小説家にな…

　飯泉秋寿は料理ができる。饗庭早桜里は料理ができない。 　ふとしたことから、秋寿は早桜里のためにご飯を作るようになる。それはやがて、お昼を食べるための部活になったりしつつも……と…

先日私の家に一匹の子猫がやってきた。 名前は、風鈴(ふうりん)。 ご飯を食べながら「うみゃうみゃ」と話す、よく鳴く子。 そんな子猫とのありふれた日々のお話。

酒は飲んでも飲まれるな、 深酒をしたあの夜、俺は運命に出逢った。 なんちゃって討鬼(？)モノ。現代の日常に隠れ潜むファンタジーな存在である、彼との生活。 普通男子が麗しの…

私・・・三十代嫁。フルタイム事務仕事。鶏肉が大好き。 相方・・三十代夫。フルタイム事務仕事。冷ご飯とふりかけが大好き。