と言いたくなるほど発想の見事さが光る掌編。 是非ご一読を。
星新一を思い出した。それほど見事なショートショートだった。
短いながらきちんとSFしているSF。主人公の正体はなんだろうと考えながら読み進めていましたが、最後までわかりませんでした。このスケールの大きさが人間の視点を見事に相対化してくれます。
途中、ある掃除道具かと思いましたが、違いましたねぇ。もっと果てしないものでした。お見事。
なるほどなるほど、こりゃとんだグルメだ
まるで童話のように可愛らしい文章で、淡々と語られる物語はラスト数行で一気にダークなSFへ。
●●系の特徴とその味の表現がいいのですが、何を食べているのだろうか……と気になったところで、このオチでした。素晴らしい。こういう小説ならではのオチ、大好き。
素晴らしい発想の作品です。最初はひたすら食べていて何の話なのかなと思いながら読み進めていましたが、最後に驚きのオチ。素晴らしい発想力だと思いました。
これってSF……?と思ってたら、納得の結末。非常に良くできた短編だと思います。
主人公は食いしん坊。すぐにおなかが減ってしまいます。なので大きいものを食べようと考えます。おいしそうに食べている描写を読みながら、いったい何を食べているのかを考えましたが、ぜんぜんわかりませんでした。オチを読んで「えっ」となって「なるほど、大きい」と納得。何を食べているか、ばかりを考えていたので主人公の正体にもびっくりです。
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