「友人 短編」を含む小説

【短編作品】 ある朝目が覚めると、俺は『カラフルメモリーズ』というギャルゲーの世界の住人となっていた。 よーし！　これから薔薇色の青春を謳歌するぞー！ と思ったのも束の間で……

　「パーティから抜けろって、どういうことだよアルフォード？！」 　 　地面にひれ伏す俺は、嘲りの表情で見下ろしてくる親友に叫んだ。 　いや、そいつだけじゃない。そこにいる全員…

　安定を愛する女性、川脇智。二十七歳。仕事は好きではないけど、安定のために辞められない。そんな彼女の唯一の友人はSNS上のｎａｏだけ。 「いま、どこにいますか？」そうメッセージを…

「だって、五人もいるんでしょ。この辺にいてもおかしくないよ」 『私』はどこにでもいる普通の女子高生で、『小前田ちゃん』は私の少し変わった友人だ。 私は小前田ちゃんに引きずられ…

　友人とオイスターバーに行った僕は、牡蠣に当たってしまい、帰宅後、地獄の苦しみを味わうこととなる。吐き気と腹痛、そして――。 『あはっ♡　ざぁこ、ざぁこ♡　私のこと食べて、当たっ…

二人でカップ麺を食べる。ただそれだけのお話。

主人公はしがないポストマンのアイリス。ある日、いつものように配達から帰ると自宅には一通の手紙が届いていた。アイリスの住むグラン王国から北にある雪の国『エリス』からの退位式の招待状…

夢を追いかけていたが結果の出ない毎日にいい加減辛くなっていた丸山将也は、仕事先で小学校からの友人である堤梅雨と再会した。それなりの成功を収めている梅雨に劣等感を抱きながら会話をし…

仕事に追われる日々。趣味もない、友人もない。ただ、部屋に幽霊はいる。

春を迎え、脚本家を目指す僕「滝宏也」は、父の友人が管理するアパートの一室へ引っ越すことになる。 そこで一人暮らしを始めるのだが、引っ越して早々、ちょっとした痴話喧嘩に巻き込まれ、…

【無敵の人】 他人と接点を持たず、失う物がない――社会からの制裁や死を恐れない人物。 田辺健司は無敵の人である。 日雇いのバイトで生計を立て、古びたアパートに住む。友人…

手術を控えた友人の話をさせてほしい。 私はあのとき、友人を信じてやらなかった。 だけど今ならわかるんだ。 あいつのくだらない冗談は、本当の話だったって

私や、私の家族、友人が体験した、笑える（かもしれない）話。 また聞きＮＧのため、間違いなく実話。 登場人物は多少変更する場合があるけれども。 一話ずつ完結した話。短編なので、お気…

秋の夜長の金曜日。従兄弟から電話がかかってきた。嫌な予感がする。何を隠そうこの従兄弟、事をややこしくする天才であった。 どうやら友人に迷い猫を探して欲しいと頼まれたようだが……。…

『私』と『彼女』は同級生の友人同士である。『彼女』はいつも、消毒用エタノールの小さなボトルを持ち歩いている。 （「小説家になろう」で掲載している「幻影の腐臭(https://…

【続編連載中・第一部完結済み】 お人好しパティシエがお客の悩みを癒す、おいしいヒューマンドラマ。 中部地方にオープンした『魔法菓子店　ピロート』は、お人好しのパティシエ・蒼衣と…

ニートの悠はある日友人からの頼みで一日だけバイトをすることになる。 友人のバイト先は少し辺鄙なところにあり、土地勘のない悠には探すのも一苦労であった。そこで悠は近くにいた母子へ道…

　私たちの頭の中に神の声が響く。 　神の導きに従えば、人間達には『小さな幸せ』が約束された世界で、殺人が起きる。 　婚約者である遠止美を友人に殺された花南。犯人である友人は『天啓…

友人の家には閉め切られた部屋があり、そこでは幽霊が出るらしい。その開かずの間を開けてみると…。

大学三年生の春休み。サークルの食事会の後、良介は友人、英志を車に乗せて家まで送っていた。 話の流れで立ち寄ることになったのは、この町一番の夜景スポット。 そこで良介はミルクテ…