概要
その言葉は、結局嘘になってしまった
大学三年生の春休み。サークルの食事会の後、良介は友人、英志を車に乗せて家まで送っていた。
話の流れで立ち寄ることになったのは、この町一番の夜景スポット。
そこで良介はミルクティー、英治は缶コーヒーを飲みながら、“恋バナ”を始める。
話の流れで立ち寄ることになったのは、この町一番の夜景スポット。
そこで良介はミルクティー、英治は缶コーヒーを飲みながら、“恋バナ”を始める。
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おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!ブラックコーヒーとミルクティー
大学のサークル仲間である英志と良介。車を走らせ、この町一番の夜景スポットを訪れる。
……夜、ブラックコーヒーを片手に恋バナをする時点で、英志は苦さを噛み締める気分だったのかもしれません。それなのに、相手から返ってくるのは思っていた以上に〈優しい〉答えだから……。ミルクティー、その甘さこそが痛みをもたらすのかもしれませんね。
小説は言語の芸術ですが、表現の真価が言葉にあるとは限りません。この小説において最も印象に残るのは、彼らの浮かべる表情です。良介の髪の毛に手を伸ばす、英志の表情に注目してください。それは言語を介して読者に想起させる、この小説の味、そして香り。甘く沁みるミルクティーは、読…続きを読む