「ファンタジー(？)」を含む小説

突然の軍事侵略により、すべてを失った王女。 逃げた先でとある夫人に拾われた彼女は、「キアラ」と名を変え、伯爵家の養女として、かつての敵国で静かに日々を過ごしていた。 だが、そん…

精霊の加護があるという珍しいお茶を扱う喫茶店で働いていたリルは、親戚の借金を背負わされて窮地に立たされる。そんなリルを助けてくれたのは、常連客の青年。実は彼の正体は、森に棲む伝説…

桃玉は10歳の時に両親を失い、おじ夫妻の元で育った。桃玉にはあやかしを癒やし、浄化する能力があったが、あやかしが視えないので能力に気がついていなかった。 しかし桃玉が20歳になっ…

戦で家も家族もなくした１０歳の少女ベル、今、最後に残った兄アランも失うのかと、絶望のあまり思わず駆け出した草原で見つけたのは？ ベルが選ぶ運命とは？ その先に待つ物語は？ 　　 …

　2034年、天浮島。 　そこには人々に物理法則を超越した力を与える巨大な塔、ダンジョンがあった。 　中には神話や御伽噺のような魔物が多数、棲息し、魔物は倒すと魔石やドロッ…

2人の女の子が、生きるために唯旅をするだけのお話です。

勇者フィルスと言えば剣と魔術を極めた偉人として語られている。 剣を振れば海を引き裂き、魔術を放てば星を墜とす。 そんな勇者には、生涯にわたって傍に置いた仲間が居たという。 勇者の…

※2024/5/30　１話から19話まで改稿済みです。以前の内容から変更部分が多々出てくると思います。 キラ皇国の修道院で暮らす元令嬢シェリは13歳のある日、皇城へ呼び出される…

俺の、いや、俺達の師匠は古代エルフだ。 銀髪の長い髪、頭の後ろで結べそうなほど長い尖り耳、そして、何百年と変わらない美貌。師匠は、ただ『師匠』とだけ俺達に呼ばせる。本当の名前は知…

ゼミの飲み会で酔い潰れた大希は、目が覚めると見知らぬ部屋で裸の先輩・八蜜と同じベッドで横になっていた！？ これが朝チュンか！？ 酒のせいで記憶のない大希だったが、どうやら一晩の過…

ティシェは灯竜グローシャと、影竜の子竜カロンと共に旅をする少女。 宛もない旅をする一人と二頭だけれども、ティシェには探しものがあった。星願の竜、と人々は呼ぶ。星をまとい、願いを叶…

ここに集められているのは《小説未満》の物語ばかりです。 その頁に綴られた関係や風景に到るまでの物語は喪われ、これから完結することもなく。 恋ならば実らず、戦いならば勝敗は決さず、…

ラフティは陽気な盗賊少年。ある日、いつも通り城下町で盗みを働いていた彼は、兵士達に追われる最中に滝壺へと落ち、意識を失ってしまう。夢の中で現れた妖精は彼に「魔王から世界を救ってほ…

王室主催のデビュタントボール。 緊張して足を踏み入れると、突然やってきた長身の青年に番《つがい》だと告げられた。 わけもわからないままダンスをし、気付けば一つベッドの上……！？ …

前世の記憶を持つ聖女レナは怒った。異世界から勇者を召喚する？そんなの許さない！ いやいや、まず王子であるお前が戦わんかい！ 関係ない人の人生ぶっ壊して自分の世界の平和を任せるって…

『科学万能』が謳われる時代、二十一世紀を生きる現役高校生、土御門護（つちみかどまもる）は非科学的として存在を否定される妖怪や怨霊に立ち向かう術を持つ、見習い陰陽師。 二年生への進…

皇帝バルドは暇だった 魔獣との大戦を治め、復興も終えた皇帝の仕事はほとんどなく、掃除の邪魔だと執務室を追放されるほど。そんな時彼は思いつく。 「そうだ、城下に降りよう」 彼の治…

「人のことをとやかく言う前に、自分の愚かさと不誠実さについて思うところはないのか。程度が知れるな。不愉快だ。早々に立ち去れ」。 六年前、理不尽な理由から婚約破棄を突きつけられて…

ファルシュ・フローワという女はいない。彼女は偽りの女である。ただの孤児であったが、金で買われ一番愛した女の記憶が消えるはずの貴族の男のもとへ嫁ぐこととなる。移り変わる魔法の歴史と…

春から高校1年生になる人見万里愛（ひとみ・まりあ）は、声楽家になる夢を叶えるため、両親と離れて暮らすことに。保護者としてフランスから叔母がやって来る手はずだったのだが、その叔母は…