「あやかし 平安」を含む小説

呪術全盛の平安時代に名を馳せた、術士の子孫たちの物語です。(計9999字) 【antinomy《…アンチノミー》】 二律背反、の意味。 ２つの相反する事柄が、成り立つと同時に矛…

　凶悪犯罪を犯す者の魂には破滅をもたらす鬼が巣喰っている。 　人の心の悪意や歪みに取り憑く鬼──その名は『殺業鬼』 　平安の昔よりその鬼を滅し無と為す役命を人知れず負ってきた行木…

時は平安末期にはじまる御噺——。 潮の流れの疾き、竜神様の棲まう海峡。 そこには、一頭の白い仲間はずれの子クジラがおりました。 通りかかった同じ白さを持つ、人ではないもの。 …

時は平安時代。主人公は元人間現鬼で陰陽術が使えるという不思議な少年黒種童子。ある日のこと黒種童子にある命令が下される。その命令によって黒種童子は人間のころを思い出し始める…いった…

雅楽奏者の景時と愛笛の“もみじ”が織りなす、平安時代の日常に出会う不思議な物語。 気位の高い“もみじ”と、純粋で少し天然の景時との会話も小気味よく、平安時代の雰囲気を楽しみながら…

高校受験を控えた少女・桔梗はある日の晩、将門首塚で「将門」を名乗る幽霊と出会う。 桔梗が彼の心残りである「桔梗姫」に瓜二つであることから二人の「憎しみ」の日々は幕を開ける。

主人公の東雲宗太郎は、神社の家系に生まれた現在高校二年生。 　ある日、宗太郎は自分の家系が仕えている神社の神様に、ひょんなことから陰陽師としてとある妖を倒すことを頼まれてしまう。…

現代を生きる呪術師、芦屋満。 その性格は自由奔放、大胆不敵。他人のことは有象無象扱い……。 それもそのはず前世は平安時代の呪術師蘆屋道満。 道満と前世のみならず今世でも幼馴染とい…

天界に住むもみじは、王の三人の息子の一人と結婚して、次期第六天魔王になるよう、王命を受ける。 いずれ劣らぬ美形揃いではあるけど、結婚なんて考えられないし、女王になんてなりたくない…

　時は平安、日ノ本は荒れ魑魅魍魎が跋扈し乱が起こり崩壊しかけた。 煌びやかな京の外は魔境。 血風が舞い、悲哀と怨嗟が渦巻く闘いの連鎖ーー陰謀深く、妖は定命の者を嘲笑う。 後世にて…

権力の中枢に食い込んだ傾国の美女。 亡国の王家の血を引く笛の名手の男。 二人が出会った時、女の運命が狂い始める。 だがそれは、女にとってはどうだったのか。 短編「泣いた男」…

平安末期の頃、陰陽師一族に生まれた一人の少女がいた その名は、桜（おう） 桜は両親の惜しみない愛情とともに美しく成長していく 甦る禍いの影、惨劇の過去—— しかし、突然の悲劇…

時は平安末期、鞍馬寺を出、奥州藤原氏に身を寄せた義経はそこで様々な精霊や人と出会う。 その出会いの中で、九郎は何を学び、何を選ぶのか。

20歳のフリーター・堀田美咲は，ある日バイト先のカフェをリストラされてしまう。 生活がかかっているため早速次の仕事を探し始めた彼女は，ネットで「嵯峨野〈さがの〉よろず相談所」とい…

今年のGWは出かけたくても難しい……そんなおうちで過ごす時間が増えた皆様に送る、KADOKAWAの各レーベルが集結した企画「スペシャルＳＳでおうち時間を楽しもう！」に富士見L文庫…

多々の神々様が座し、眷属神や瑞獣、魑魅魍魎に鬼、もののけ、妖(あやかし)等が存在する中津國の今上帝様は、妖しくも尊い瑞獣の血を引く兄君様に恋い焦がれて、体調を崩される有り様に。 …

時は平安魔の都、妖蔓延り魑魅魍魎が跋扈する未だ闇が濃く陰と陽の境が朧げだった頃のこと。蔓延する闇を拒絶する事なく包括していく新感覚陰陽ファンタジー！

今は昔、一人の醜い男は順風満帆でありながら不遇の人生であったとさ。

✣第2部です。宜しくお願い致します。 あやかし蠢く……平安の世。 退魔師と呼ばれる者がいた。 人を襲うあやかしを狩る者ーー。 その中でも最強と言われたのが【螢火の皇子】 時…

魂を喰らう理性無き化け物｢餓鬼(ガキ)｣と喰われる側の｢人間(ヒト)｣、そして餓鬼の元となる｢妖怪(ヨウカイ)｣の三種族が入り混じる日本。 どこからともなく夕暮れ時に湧き出て魂を…