「【ふたり】」を含む小説

　鬼が人の肉を必要とする年齢を「喰齢」（くいのとし）という。 　彼らは八年ごとに、人を食わねば生きられない。 　最初に迎える「喰齢」は八歳。彼らはこれを「食べ初め」と呼ぶ。 …

『イソヒヨドリの町で』の続編。高校を卒業した﨑里裕佳子と川野章の思うようにいかない日常。一度は乖離したふたりの人生が再び交差し、いくつもの思いが交錯し、新たな物語が始まります。 …

　あらすじ 　鬼の一族、九鬼家が魔族の脅威から人間を護っている現代日本。そこでは、真の自由を勝ち取ろうと戦う違法魔族を、九鬼家直轄の魔族自衛官《CRAT》が取り締まり、平和を維持…

蜜柑いっぱいの島で、同級生だった。30歳を過ぎ二人はビジネスで島にて再会。 彼は元ヒットメーカーの珈琲屋。彼女は若くして『未亡人』、夫が遺した果樹園の女主人になっていた。 元々…

　運命、なんて陳腐だとは思うけれど、それ以上の表現が見つからない。そんな恋をした。 　この初恋をつつがなく進展させるために、彼とふたりで計画的に、着実に生きてきた。 　なのに彼が…

とある高校生のエピソード。 その日、夏目ミオは面白くなかった。 幼馴染みの三澄ヒロキが原因だった。 放課後、ふたりっきりの教室で語られる甘酸っぱい青春のひととき。 彼女の問い…

【電撃小説大賞☆二次通過作の続編】「俺に従え、アスター・バルトワルド。おまえの主君にふさわしいのは……この俺だ」 　孤独な剣士と元奴隷少女の鎮魂歌(レクイエム)──物語は新たな楽…

　高校二年の春、ピアス穴を開けた。 　勉強しろ、成績を上げろと口を揃えて言ってくる大人たちへの思春期特有の反抗だったと思う。 　当たり前だけど登校したら怒られたので、さっさと教…

私とハシコ。ふたりの何の変哲も無い、ゆるゆるとした、小さな幸せに満ちた青春のお話。 ※ 犀川ねえさんの自主企画「最可愛女子💗たちが感想書いちゃうぞ⭐️」に参加してみました。 …

　田舎の初々しい少年少女の、いちゃラブ純愛バカップルコメディです。 　タイトルの不穏さ（？）とは裏腹に、本当にひたすらハッピーなふたりのお話です。 〈注意！〉 「NTR（寝取り…

《月葬》それはなにも遺さない葬式だ。だから廃れた。 けれどもわたしは今宵、双子の姉を月に葬る。姉を愛するがゆえに。 「ね、ふたりだけのお葬式をはじめようか、姉さん」 わたしに…

【毎週土曜日更新】 病院で目覚めると、目の前に会ったことのない美女がいた。彼女はダークエルフの死霊術師（ネクロマンサー）。しかも、おれの幼馴染にして婚約者でもあるという。どうやら…

【書籍化・コミカライズ決定】侯爵家令嬢アデラの幼い頃からの婚約者であるレナードは、いつしか義妹ばかり優先するようになっていた。まだ家族になったばかりなのだから、時間が必要なのだろ…

“霧が晴れるとき、世界は生まれ変わる” 心の欠けたボクこと梵遊兎都(そよぎ　ゆうと)は幼馴染で恋人(仮)白樺凛彗(しらかば　りんぜ)さんとしゃべる黒猫ネウと共に『便利屋ラビットホ…

　いじめられっこ子の田端良真は、自分より不幸な存在を見て安心するために、クラスメイトの香川百合のもとへとお見舞いに向かう。百合は、頭の中に爆弾が出来てしまう「爆弾病」をわずらって…

どうも姫野風優です。風優と書いてふうと読みます。ふーちゃんと皆からは呼ばれております。これは私が遥々小笠原諸島からこっち長野まで『女子校生っぽいことをしたい』がために引っ越してき…

知紘と仲良く暮らしていた美鈴の結婚生活に、暗雲が立ち込める。 いとも簡単に美鈴との絆を断ち切った夫・知紘。 悲しみと共に困惑するやらで、ネガティブになってしまう 美鈴の前に救世主…

貴宝院奈緒《きほういん なお》は、県立緑ノ牧高校の王子様である。 彼女が校内を歩くたびに始終男女問わず、校内の生徒が色めき立つ。それほどに凛として、中性的で、誰から見ても美麗であ…

　３年前の春のこと。 　アベンシャールの末王子に呪いをかけてしまった魔女のフローラ。 　伝説の魔女の孫娘として将来を楽しみにされていた彼女は、一国の末王子に呪いをかけた大罪によ…

俺が目を覚ますと、幼馴染がいた。これは夢？　何かの冗談？　あるいはウソ？ 幼馴染との同居生活が唐突に始まった。 なお第一エピソードは他サイトの短編です。その続きを書き始めました…