※:第30話の時点です。
舞台は異なる理(ことわり)で出来た、少しクラシックな雰囲気で王族や貴族が当たり前に存在する世界です。
主人公はオーナーが王族のリゾートホテルで、副総支配人をしている17歳の少年です。
それだけでも凄いのですが、実は・・・っと、これ以上は読んで頂いてからのお楽しみという事にしておきます。
ヒロインや他の登場人物の人となりもしっかりと描かれていますし、洒落た会話の中からお互いの関係性を読み手に上手に想像させてくれます。
またこの作者様の他の作品も読ませて頂いて、とても情景描写がお上手だと感じるのですが、それがこの作品にもしっかりと出ています。
読み手の脳内に情景のイメージが形だけでなく、はっきりと彩色されて描かれて行くようです。
ちょっと大人な雰囲気のファンタジーを読みたい方にはお薦めの作品です。
※:これからクライマックスになりそうなところですので、続きを期待しています。