「見えない 短編」を含む小説

　高校生の泉浩介は文芸部の部室で一冊の古いノートを見つける。そのノートは過去と未来を行き来する不思議な力を持っていた……。

　お待ちください。どうぞ、お待ちください。 　妾の姿が見えてらっしゃるんでしょう？　妾の声が聞こえていらっしゃるんでしょう？　どうか行かないで。どうか話を聞いてくださいまし。 　…

一寸先も見えない濃霧を、一台のタクシーが走る。中には、運転手と一人の少年がいた。 約３０００文字のショートショートストーリー。

人の言葉がすべて「言霊」として目に見えて、さらに手で触れることができる「言霊揺らし」と呼ばれる人の日常エッセイ風短編。11/21に1～4話公開しました。 2017年に少部数発行…

初めから期待なんてしていなかった。 それでも、少しの希望はあった…… 何で……どうして…… 信じてくれなかったんですか…… 僕は信頼するに足らなかったですか? そういう…

目に見えない存在とよく出会う少年ユーダの不思議でほのぼのな毎日。 気になるタイトルからどうぞ。

　中学生になったばかりのわたし（真野春海）は、同じクラスのちょっと変わった女の子、宮瀬葵と出会う。彼女は何もない空間を指さしては、「光の輪」や「光の線」が見えるというのだ。 　奇…

見る方向を変えてみるだけでも、意外と見え方って変わってきますよね。

近未来の日本。「誰もが人に優しく幸せになれる」がキャッチコピーで、仮想世界に意識を移植することが出来る「オアシス」というシステムが社会を変えた。現実世界に失望した人々がオアシスに…

平成最後の夏。三十という年齢を前に流されるように婚約を決めた薮木賢悟は、会社から帰宅途中にトラックに撥ねられた。そして次に目を覚ました時に見えたのは、見慣れた景色でありながらど…

とある世界を舞台とした、主人公もジャンルも異なる物語たち。 単体でもお楽しみいただけますが、複数作品読んでいくうちに作品間の繋がりが見えてくるようになっております。 お好きなとこ…

「シャーペン」「自転車」「メガネ」の三題噺を書きました。 良かったら読んでください

短編です。よろしくおねがいします。

　山の奥にある小さな村、「豊岳園」に暮らす人々はみな平和に生活していた。小さい村ながらも、村人全員が協力し合っていた。 　都会暮らしに疲れ、静かな場所で生活したいと願う華…

　三学期を迎え、麻衣との学校生活も残りわずかとなったこの日、咲太と麻衣は江の島水族館を訪れていた。何気ない日常の、それでも大事なひと時のデートを二人は楽しむために。 　それでも、…

わたしが想起しているのは中学二年生のころに出会った彼。 彼は敬虔なクリスチャンで、わたしは彼に憧れるただの中学生だった。 ある日曜日、彼とミサに参加することになった。そこで見た一…

｢君｣を見つめる｢僕｣が、日記風に想いを綴ったもの。 そう見えないかも知れませんが、｢僕｣はこれで幸せです。

見えないものが視えてしまう青年が、夜に拾ったのは蒼く光る虫。 捕まえて持ち帰ってみれば、それは虫ではなかった。蒼く光る生き物を飼ううちに、青年の元にやってきたのは。 エブリスタ…

冲方先生に読んでもらえるの！？こんな素晴らしいコンテスト……応募するしかないじゃないッ！ ってことで熱いラブレター代わりに書いた本作品。初の二次創作。初の投稿。 ……いろいろと緊…

僕には昔から、僕にしか見えない友達のような人がいる。 彼女はいつも前触れも無く僕の横に現れて、僕が帰る場所を見つけると音も無く消えていく。 歩いている時にしか会えない彼女。会…