「見えない 短編」を含む小説

夕暮れの帰り道を、母親と息子は歩いていた。息子は社会からずれていた。息子は社会と食い違っていた。息子には線が理解できなかった。

高校生活の終わりが見えてくる夕暮れの、幼馴染な私とあいつの短編1300字。

初めての独り暮らし。 入居者がすぐに出て行ってしまうような格安のアパートに住むことにした。 そこでは不思議な出来事が起きていて…… 怖くない話です。 ******* KAC…

眼鏡をかけている間だけ、幽霊の女の子が見えるようになった。彼女は今日も、僕のお弁当箱からおかずを奪う。 ラブコメってなんでしょうね。甘い卵焼きにケチャップ付けるのが好きです。

とある田舎町に住む少年ウィリアムは、昔から不思議なものの声が聞こえ、その姿が見えた。 ある日、彼の町に唯一の名所といえる美術館が建てられる。 美術館を訪れた彼は数多くの魅力的な芸…

カクヨム3周年記念選手権　二日目用の短編になります。 時は戦国、終わりの見えた間際に、ふと思い浮かぶことがあった。 そんな短編小説です。

3年間図書委員を務めた私と後輩の、いつも通りの、でも最後の仕事風景。

「盗撮　エロ」で検索をかけるのが唯一の趣味だった僕は異世界に転生して触手モンスターに。 なってやるぜ、エロモンスター！ と思ったけどこの触手は生物を全て溶かして吸収する。 こ…

泡のように消えていく今……過去となったらもう二度とその今にはさわれない。と言っても未来はそもそも見えないのでさてどうしよう？ まあ生きるように生きるしかないかな……。そんな些細…

マタギとして五十年を生きた老猟師は、己の不注意から瀕死の重傷を負った。 そこへ、これまで幾度となく相見えてきた好敵手であるフクロウが現れる。 命消える間際、山の生き物たちが語らう…

尻尾を切るもの。姿の見えない連続殺人犯について、最新の被害者が残した言葉はただそれだけだった――。 カクヨム3周年記念選手権 KAC1 『切り札はフクロウ』参加作品。

3ヶ月前まで、月乃のクラスでは男子と女子の間で大きな争いがあった。 男子は女子を貶し、女子は男子を貶す。 終わりの見えない貶し合いの中で、終始一貫して態度を変えなかった北野君の事…

鬱注意。数分で読めます。

私たちが見てる部分なんてほんの一部にしかすぎない。 見えないところでは、常識が通用しないようなことや、理解できないことが、あちらでもこちらでも、当たり前のように起こっているのかも…

【短編】 　夏になると、妹は帰ってくる。 　あれから、20年間。僕はもう大人になったが、妹は子供のままだ。 　おふくろには見えていない。僕だけが、見えて、会話もできる。 　妹はな…

神話が色濃く残る時代、魔獣蔓延る世界で最も弱い種族であった人間は、様々な手段を用いてその身を守った。その中で、最も強い種族――魔者に生贄を捧げることで生き残った一族があった。 生…

何となく大学の授業をサボったある日、『それ』はやってきた。 読んだときの心理状況や捉え方によって結末が違って見えます。お楽しみください。

　カーリーは銃声で昼寝から覚めた。 　ふと一緒に寝ていたはずの息子たちの姿がないことに気づく。再び銃声が聞こえ、カーリーは一目散に町の境へと駆け出した。 　走り寄ってくる息子たち…

恋愛に浮かれている女の子ってふわふわしてて可愛いですよね。世界の全てが美化されて見えてるような、そんな感じ。 頭悪そうで無責任な文章が書きたくなりました。短編です。

俺が知りたいことは誰も教えてくれない。俺が知りたいことは、俺が何者だとう事だけ 俺の日常は幽霊との会話で成り立っている。 聞きたくもない話を沢山聞かされる毎日。 そんな生活に…