「ゆきじかん」を含む小説

手紙。往復の、片方だけの、ただ、それだけの物語。

山の薬師の元に届けられたのは、人族の女の腕だった。

「ルベルは、パパに逢いに行きます」 家出少女が道ゆきに巻き込んだのは、剣も魔法もまったく使えない幸運体質と逃げ足だけが取り柄の、賢者の青年でした。 旅に加わるは、炎の虎精霊、…

アラサー独身の佑紀乃が料理教室と思って入った部屋は、「あなたもステキな作品を書ける！　０から始める小説講座」だった。 ひょんなきっかけでつながりを持ってしまった佑紀乃は、そこで…

十年ぶり、高校卒業以来。 帰ってきた、雪の降り積む街。 主人公の女が、罪を犯したのは、嫉妬ゆえだった。 あるいは嫉妬と言いきるにも、ぐちゃぐちゃで、泥んこな、なにか、なのかもし…

SNSの普及によりますますひどくなった、昨今の大自然災害や新型ウィルスの流行時に流布されるデマゴギーを鑑み、3.11当時に書いた「災害時に広まるデマ」に関する民俗学的考察の小論の…

しがない場末の雀荘に、なりゆきで働くこととなった僕の、過酷な労働記です。 脚色なく、また、ほとんど誇張なく、つまびらかに伝えていこうと思うので、 雀荘でバイトをしようと思っている…

　かつて同じタイトルの企画に参加したあたしのひぃおばあちゃんは、素晴らしい叙述トリックで予測不能な展開を掲げて作品を発表するも、散々な酷評を受け、悲観したひぃおばあちゃんは、海に…

【隔日更新(コンテストに間に合わないなら増やします)】【カクヨムコン５参加】 　オタク仲間が欲しくて大学入学後、ゲームサークルに入った宮崎成彰《みやざきしげあき》。しかしサークル…

　大宇宙にて誕生した魂たるわたしは、なぞの老爺にみちびかれて、アメリカの旅客機パイロットたる父親とスチュワーデスたる母親のもとに誕生する。が、父親が原因とされる墜落事故によって母…

北の方で平凡に暮らしていた女子高生・早川優衣（はやかわ ゆい）は、ある日、雨降りのバス停で気妙な妖精・ちっさいおじさんに出逢う……。 なりゆきで始まった同居生活。その日を境に見る…

日本人のフリージャーナリストがイスラミック・ステートに処刑される場面から物語ははじまります。アルジャジーラ、日本政府、アメリカ中央情報局など、様々な立場の人々が事件に巻き込まれ、…

一九九九年、七月。『竜崎千鶴』は殺された。 黒魔女と呼ばれる彼女を殺したのは、彩音、涼子、塩田、ゆき、水橋の五人だ。 彼女の祟りなのか呪いなのか、共犯者たちは次々と怪死していく。…

会社員の早坂はあるときから周囲の速度が速くなっていることに気づく。周囲の人々の話し方、動き、車のスピードなど多方面で加速化している。原因不明である。不安のなかで、伊吹メグという漫…

『もしもしやくざさんですか～暴力団いのちの電話』が予想外に好評だったので、姉妹編をつくりました。今回も、九割方会話文で物語が展開してゆきます。『もしもし～』とはまったく別の物語で…

おじいさんは、雪を積もらせたお地蔵さまに笠をかぶせてあげた。お地蔵さまはお礼にご馳走を届けてあげたが・・・

※同作者の完結済み作品『超絶美少女と同居することになったけれど、恋愛恐怖症の俺はきっと大丈夫』の番外編を投稿していきます。本編を読んでから読むことを強くお勧めします。 http…

私の彼氏を紹介します。 つきあって四年め、同居中、もうすぐ入籍、そしてすごく独特なひとです。 惚気というよりは、彼という人間のおもしろさを伝えたいってことを目的としています。 …

昼休み中に読み終えられるぐらいのしょうもない話をひたすら綴ってゆきます。 ノンジャンルです。

配布したフリーペーパーに掲載した掌編です。