「ねえ」を含む小説

ねえ、知ってる？　恋愛感情ってね、人間の、脳みその、一番古い時代からずっと、ずっと、受け継がれてきた部分の、そのまた奥の、一番、一番深い所に、全ての人間に備わっている、絶対的な、…

「＜こわいおにぎり＞って知ってる？」という言葉から始まる噂が、ここ最近流れている。その噂を聞いた後輩が友人たちに話そうとしているのに気づいた”私”は、気になって後輩たちの会話に耳…

ねえこれっていろいろ危なくない？

チヨコ・メグミ・チップは同じ塾に通う、高校３年生。 それぞれ違う思いを受験勉強に抱きながらも、お菓子を食べつつ自習に励んでいた。 初めて投稿しました。感想をいただけたら泣いて喜…

いさなくんはへんなひと。 あたしが知ってる人の中できっと一番へんなひと。 いさなくんは、あたしのことを主って呼ぶ。 毎日毎日飽きもせずあたしの写真を撮る。 それを並べたアルバム…

大昔に友人とやった三題噺です。テーマは「コーヒー／滑り台／眼鏡っ娘」。古いものですが今でも中々お気に入りだったり。

昭和12年春。 女学校教師の私は幸福の絶頂にいた。 先日、恋人の愼也さんから、ついに結婚を申し込まれたのだ。 少し不器用だけど、優しく心の温かい愼也さんは、警視庁の刑事さんをし…

あ…ありのまま 今　起こった事を話すぜ！ 「蟻のようなちっぽけな生物に 　いつのまにか殴り飛ばされて爆発していた」 な…　何を言っているのか　わからねーと思うが　 おれも　…

　父の言いつけを破り、少女は森に迷わされる。暗い森の中で形を成した死と出会い、恐怖し、逃走する。 　走り、走り、飛び出た先には、開けた野原と、一体の枯木があった。 「ねえ、枯木…

いじめと依存をテーマにした百合です

「めっちゃ好みの声、来たぁぁぁっ！」 ネトゲでは、凄腕の美声イケメン魔法使いに恋をしました。 リアルでも、優しい美声イケメン先生にぞっこんなのです。 女子高生、甲斐笑音がオン…

異世界への転生は、神々が行うドラフト会議……乱暴に言えばくじ引きによって決められていた！ ある日、江川真澄は目の前に現れたリラリ神から、死ぬ事を打診される。 突拍子もない申し出…

ひねくれた自尊心と寂しさとそれなりのやりこみと孤独感と自己顕示欲から生まれた文章にどのような主体的意味がありどのような客観的価値があるのか、すなわち君はこの文章を読むべきであるか…

昭和初期。母と死別した士族の少年は、新しい母様に懐けないでいた。そんな折、屋敷で同居していた女学生に「姉様」と呼ぶように言われて―― 「いいよ、お前にも姉様をやるよ。はんぶんこ…

【第132回フリーワンライ】 使用お題：眠り姫の夢 ジャンル：オリジナル 備考：Twitterで開催しているフリーワンライに参加した際の作品です。十分に発達した科学技術は、魔法と…

　ねえ、一緒に逃げてやろうか。 　それはひどく哀しい、救いの言葉。報われることのない逃避行はどうしようもなく愛おしい。 　大学に通いながらモデルの仕事をこなす久世叶は、色が分か…

夏の終わり、ヒグラシの声。 ぼくと六人のおねえちゃんたちは、一つ屋根の下に暮らしていた。 大人の目。無邪気な声。ぼくを愛するおねえちゃん。 幸せな世界は、ぼくにとってだけ憂鬱なも…

怠け者の私、あかり。気がつくと私の目の前に「みっくん」がいた。三日坊主、サボり魔、携帯中毒の私とみっくんのお話。

「鏡の間」は呪われた千の鏡の眠る此岸と彼岸の間（あわい）。 千の鏡に名を問われ、答えた者は、忽ち鏡の中に囚われる。 だがそこには、どんな望みでも叶えてくれる「望みの鏡」があるとい…

少女が少年に質問をする。「ねえ、わたしのことが好き？」 少年は即座に、迷いなく答える。「好き」 少女は続けて質問をする。「どれくらいわたしのことが好き？」 また少年は即座に、迷い…