ジャパリマシン猛レース…?

@3786

第1話

 ゆうえんちにて


 博士「とまぁわざわざおまえたちを呼んだのは他でもないのです」

 助手「最近ゆうえんちでゴーカートという乗り物を見つけたのです。我々は賢いので整備などちょいです」

 博士「そこで我々は考えたのですがこのカートを使って競争をするのです」

 助手「調べたところによると昔は乗り物に乗ってレースという競争を行なってたらしいのです」

 博士「だから開催ついでにおまえたちに貸してやるのです。ただそれだけじゃ面白くないので各々カスタマイズする猶予を与えるのです」

 助手「期限は数日後。せいぜい楽しませてほしいのですよ」

 カスタマイズ博士「おまえたちのカスタマイズに期待しているのです」


 こうして数日後のレースに向けてフレンズ達のカートの改造が始まった!


 サーバル「かばんちゃーん飾り付け終わったよー」

 かばん「ありがとうサーバルちゃん、次ここお願いしていい?」


 ジャガー「どう動かすか全然わからん!」

 カワウソ「乗せてー!あ、動いたよジャガー!おっ先〜」ワーーイ(ドップラー効果)ブロロロロ

 ジャガー「えっ?えぇ〜!?」オキザリ


 ショウジョウトキ「ここは赤がいいと思うんですけど!」

 トキ「そうね、でもちょっと派手すぎない?」


 ビーバー「ちゃんと動くか心配っすね〜…」

 プレーリー「ビーバー殿の設計なら大丈夫でありますよ!」


 キタキツネ「ココに穴空けとくと速くなるよ」

 ギンギツネ「あなたまた訳のわからないことを…」


 アライさん「運転はアライさんに任せるのだ!」

 フェネック「あいよー。”ハンドルつけとくねー”」


 そしてレース当日


 プリンセス「さあ始まりました第1回ジャパリマシン猛レース!実況は私プリンセスと

 ふるるー コウテイだ イワビーだぜ! ジェーンです 5人揃って

 五人「PPP!」

 がお送りするわよ」

 ジェーン「なんだか緊張しますね」

 コウテイ「こう言うのは初めてだからな…気を引きしめていかないと」

 フルル「あれー?マーゲイがいないよ?」

 イワビー「ありゃ、ホントだ どこいったんだ?こう言うのに一番適してんだけどな」

 プリンセス「マーゲイは出場するのよ。だから応援してあげましょう。もちろん他のフレンズもね!」


 それじゃあ行くわよ!エントリーNo.1番!かばんサーバル組の紙ヒコーキ号!

 フルル「ジャパリバスじゃないんだねー」

 プリンセス「アレはノーカンよノーカン」


 エントリーNo.2番!ジャガーカワウソ組のジャングル屋台号!

 ジェーン「川渡ししてたジャガーさんらしいマシンですね」

 コウテイ「なるほどそう来るか」


 エントリーNo.3番!トキとショウジョウトキ組のデュエット号!

 イワビー「赤と白がド派手だぜ!」

 フルル「あー言うのって目立ちたがりって言うんだよね」

 プリンセス「ハイハイ実況再開するわよ!」


 エントリーNo.4番!ビーバープレーリー組のタンケッテ号!

 フルル「わーおっきーい」

 コウテイ「ビーバー達曰くどんな悪路も走れるように改造したらしい。大は小を兼ねると言うからな。しかしでかさが仇にならないといいが…」


 エントリーNo.5番!ライオンヘラジカ組の平原号!

 ジェーン「とても攻撃的なのがらしいです」

 イワビー「ツノはいらないんじゃねえかなアレ」


 エントリーNo.6番!マーゲイオセロット組のベリーベリースペシャルキャッツ号!

 コウテイ「おっ、マーゲイか。相方はあまり見かけないようだが…」

 プリンセス「聞いたところによるとオセロットとは親戚関係らしいわよ」

 ジェーン「普段どんな会話してるのか…気になります」


 エントリーNo.7番!キタキツネギンギツネ組のソニックターボ200X号!

 プリンセス「命名から改造はもちろんキタキツネよ」

 ジェーン「彼女らしいですね」

 イワビー「速そうだなー、プリンセスちょっと乗ってみてよ」


 それは後っ!ラストよエントリーNo.8番!アライグマフェネック組のバス的号!

 コウテイ「ハンドルが2つあるようだが?」

 ジェーン「アライさんだと無茶な運転しかしそうにないから…ですか?」

 フルル「ふるる知ってるよあれってダmムググ」(口抑え)

 プリンセス「これ以上はアライさんの為に黙っておきましょう!」


 以上出揃いました!続いてはコースの説明です。ここからスタートしてぐるっと一周するのよ!途中色々危ない道があるから気を付けないとダメよ。走行継続が不可能だと判断した場合リタイアになるわ!尚優勝者にはジャパリまん1年分が贈呈されるらしいわよ!果たしてこのレースを制するのは誰か!


 それじゃあ行くわよ!3、2、1、GO!

 ブロロロロロロロ…あれ?

 アライさん「うう…動かないのだ…このままではレースの危機なのだ…」

 プリンセス「アライさんフェネック組どうしたの?フルルちょっとみて来て」

 フルル「はーい………トラブルー

(何トラブルか言うのよ!)

 エンジントラブルー」

 アライさん「動かないのはツライのだ…」

 ジェーン「それは…辛いでしょう…」

 イワビー「ちゃんと言えたじゃねえか」

 コウテイ「聞けて良かった」

 フェネック「今調べてるからちょいと待ってね〜…もしかしたらこの棒を倒せば動くんじゃないかなアライさん」

 アライさん「動いたのだ!よーし!みんなにおいつくのだー!!」

 フェネック「どもどもお騒がせしましたー」ブォー

 プリンセス「あ、良かった。動いたようね!それじゃあ定位置に戻るわよ」


 現在トップはソニックターボ号!急なエンジントラブルによって最下位のバス的号は遅れを取り戻す事が出来るのかー?


 ヘラジカ「おお!強そうなカートだな!ちょっと勝負しないか?」

 ライオン「いや〜、アレに挑むのはやめた方がいいと思うよキミィ」

 ヘラジカ「ちょっとだけ!ちょっとだけだ!うおおぉ!」がちゃーん

 プレーリー「ふえぇごめんなさいであります!」

 ビーバー「お先に失礼っス〜」

 プリンセス「あーっと平原号がタンケッテ号にぶつかってクラーッシュ!残念だけどコレはリタイアになるわね」

 ライオン「ほら言わんこっちゃない…」

 ヘラジカ「うむ!悔いはない」


 カワウソ「あはははおもしろーい!ねえジャガー、運転変わってよー」

 ジャガー「ここでー?いいけどさ」

 カワウソ「ありがとー!わーいわーいたーのしー!」ギュイイイィィ

 ジャガー「タンマタンマ!目が回る!ってうわーっ!」がちゃーん

 プリンセス「ジャングル屋台号もクラーッシュ!大丈夫かしら?」

 ジェーン「ではインタビューです。リタイアしちゃいましたがこのレースいかがでしたか?」

 ヘラジカ「うむ!次があるなら勝つ!今回はたまたま調子が悪かっただけだ!」ドヤァ

 ライオン「ドヤァじゃないよ…次は”ちゃんと”走ってねー」

 ジャガー「この勝負どうなるか全然わからん!」

 カワウソ「あはははははまたやりたーい」


 一方後続組はどうかしら?

 ショウジョウトキ「うう…みんな速すぎて抜ける気がしないんですけど」

 トキ「安全運転だもの仕方ないわ。このまま景色を楽しみましょう」

 ショウジョウトキ「あ、あそこに綺麗な花が咲いてるんですけど」

 トキ「一つ摘んで帰りましょう。きっとアルパカちゃんも喜ぶわ」ホノボノ

 プレーリー「あの川を抜ければ近道でありますな!突撃でありまーす!」

 ビーバー「プレーリーさん待つっす!耐水加工してないっスよ!」

 ぶくぶくぶくぶく…

 イワビー「あちゃー…ありゃリタイアだな」

 プレーリー「うぅ…ごめんなさいであります…」

 ビーバー「泳げる俺っちはともかくプレーリーさんが無事で良かったっす。次があるっすよきっと」

 プレーリー「そうでありますな!」パアァ


 ところ変わってゴール前から実況再開よ

 そのままじゃ追い付けないからジャパリバス借りたのよ

 そろそろ首位が見えてくる頃なんだけど…


 ブォーン

 かばん「わあぁぁあぶないよー」

 サーバル「へーきへーき!夜行性だから!」

 まてまてまてー!

 マーゲイ「(声真似)はいはーいどいてくださーい主人公が通りまーす!」

 オセロット「また違う人の声出してる…」

 サーバル「競争だね!負けないんだから!」

 プリンセス「あ、見えて来たわ!ネコ科同士仲良く競争してるみたいね」

 ギンギツネ「イヌ科も忘れちゃ困るわよ!」

 プリンセス「あーっと!キタキツネギンギツネ組がショートカットで前に躍り出たー!」

 オセロット「間違いないわ、マーゲイあれはギンギツネ達よ」

 マーゲイ「そんな、あの子達は2分前くらいに!」

 オセロット「そう、コースアウトしたはず」

 キタキツネ「追い詰められたキツネはジャッカルより凶暴なんだよ」

 マーゲイ「まだよ!まだ終わってない!」

 プリンセス「ますますこの勝負わからなくなって来たわね!」


 わっせわっせ

 アライさん「ここからゴールが見えるのだつまりここから飛べばゴールまで一直線なのだ」

 フェネック「そうだねアライさーん。でも危なくないかなー」

 アライさん「大丈夫なのだ!アライさんを信じろなのだ!」

 フェネック「…わかったよアライさーん。しっかりアクセルは踏んでね」ブオォォ

 いくのだあああああああああぁああぁぁぁぁやっぱりこわいのだぁぁぁぁぁぁぁぁ

 もう遅いよーあらーいさーーーーーーーん


 プリンセス「もうすぐゴールね!さてどうなるか!ん?何か飛んでくるわよ!」

 コウテイ「上から来るぞ!」

 イワビー「アレはなんだ?鳥のフレンズか?」

 フルル「ひこーき?」

 ジェーン「いや、アライさん組です!」

 のだだだだだだだだガンッガンッギュイイイイ

 プリンセス「あーっっと!最後の最後で意外な展開!アライさん組が大ショートカットによりスピンしながらゴール!見事優勝よ!おめでとう!」

 アライさん「ふえぇ?」

 フェネック「やってしまったねーアライさん」

 アライさん「なんだかよくわからないが良かったですのだ!」

 プリンセス「はいこれ優勝商品のジャパリまん1年分よ」

 第一回ジャパリマシン猛レース優勝者はアライさんフェネック組!

 みんなお疲れ様!次があればまたよろしくね!


 この番組はラッキービーストの提供でお送りしました(続)

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る