第2話

 博士「参ったのです 」

 助手「参りましたね」

 助手「こうも盛況になるとはとんだ誤算ですね」

 博士「我々も出れば良かったのです」

 助手「仕方ないのでもう1回開きましょう」

 博士「我々の勝利はいただきなのです」


 と言うわけで第二回ジャパリマシン猛レースの始まりよ!

 実況は前回と同じく私プリンセスと

 ふるるー コウテイ イワビーだ! ジェーンです ジャイアントだぞー

 五人?「6人揃ってPPP?」チョットマッテ

 プリンセス「ってうわっ!ビックリした!」

 ジャイアント「いよっ!面白い事やってんね」

 フルル「あなたはだーれー?」

 イワビー「ジャイアントパイセンだよホラ挨拶」

 コウテイ「あなたがなぜここに?」

 ジャイアン「最近新しくキングペンギンが来てさー、研修?も兼ねて色々巡ってる最中なんだよねー」

 ジェーン「キングペンギンさんにもよろしくとお伝えください」

 コウテイ「キング…か」

 ジャイアント「あいよー、まったねー」ノシ

 プリンセス「気を取り直して再開するわよ!」

 ちょっと待った!

 マーゲイ「私もいるわよ!」ズァッ

 イワビー「マーゲイじゃん、今回は出ないのか?」

 マーゲイ「今回は新規参加に譲ってあげたのよ。それにホラやっぱりこっちがしっくりくるかなーって」

 プリンセス「マーゲイがいるなら安心ね!ここは任せてアルパカの紅茶飲みに行きましょ」

 マーゲイ「えっ、ちょっとんもー仕方ないわね!

 と言うわけでここからは私が実況するわよ!

 今回のコースは山道!起伏に富んでるからだいぶ走りづらいわね!更にはコースアウトからの落下による再起不能(リタイア)に注意よ!」

 さて出場者紹介前に一旦中継を挟むわね

 今回の優勝者にはかばんの手料理食べ放題らしいわよ!胸が踊るわね!

 各地のボスを通じて色々中継できるなんて流石はパークガイドねウラヤマシー!


 かばん「サーバルちゃん下準備お願いね、ヒグマさんはもう少し火力控えめに」

 サーバル「うみゃみゃみゃみゃ!」

 ヒグマ「こ、こうか?」


 アルパカ「トキちゃん達が綺麗な花を摘んで来てくれたから紅茶に入れてみたんの!たくさんあるから飲んでってぇー↑」

 はいどうじょ、はいどうじょ!

 コウテイ「ちょっとそっち詰めなさい」

 イワビー「おまえがアッチイケヨー」

 アルパカ「まあまあそう焦らず焦らずー」


 アライさんら「今回は高見の見物としゃれこむのだ!王者のよゆーって奴なのだ

 ジャパリまんなら沢山あるから持ってけどろぼーなのだ!ジャパリまんは群れで分け合えとかばんさんも言ってたのだ」

 かばん「僕言った覚えないんだけどな〜」(苦笑)

 フェネック「ひとりじめは良くないからねー

 アライさん「ふたりじめなのだ!」

 はいはいふたりじめねー

 で持って食べきれないからこうやって大盤振る舞いしてるのさー」


 ビーバー「マシンの修理なら任せるっス!」

 プレーリー「壊れたら直すでありますよ!」


 さてそろそろ出場者の紹介に行くわよ!

 プリンセス「ただいま、紅茶持って帰って来たわよ!」

 マーゲイ「キシャアアァァ!(歓喜)ありがとう!一人きりじゃ寂しくて誰かに背中抱いて貰いたかったのよ!」

 フルル「さみしがりなんだね」

 プリンセス「マネージャーを放って置くわけないじゃない!ちょっとの間任せてごめんなさい、一緒に実況しましょ」


 マーゲイ「さて出場者の紹介と参ります!」

 エントリーNo.1番!

 パークの生き字引!賢さとは何か我々が教えてやる!博士助手コンビのKASHIKOI号よ!

 プリンセス「Kが逆になってるわ」

 イワビー「ホントだ、肝心なとこ間違ってら」

 博士「奴らが何か言ってるのです」

 助手「きっと我々の賢さに敬意を表してるのですよ」


 エントリーNo.2番!

 眼つきの鋭さなら誰にも負けない!勝利の機を伺え!ハシビロチベスナコンビのシャープアイ号!

 イワビー「ヒューッ!かっくいーぜ!」

 野次馬「コワーイ!フレンズノヒトリヤフタリホオムッテルメツキダヨアレ」

 ハシビロ「ひどーい」

 チベスナ「気にする必要はないと思いますよ」

 ジェーン「そうですよ!頑張ってくださいね」

 イワビー「応援してるぜ!」


 エントリーNo.3番!

 マシンならばスタミナの心配なし!突進×大口=破壊力!パークのおつぼn…お嬢様タッグ!カバシロサイコンビのですわ号!

 カバ「あら?何か言いかけまして?」

 シロサイ「気になりますわ」

 マーゲイ「いえ!なにも!」

 フルル「ふるるー」

 プリンセス「フルルは黙ってて!」

 フルル「まだ何も言ってないよ〜?」


 エントリーNo.4番!

 強い奴らはどこにいる!戦うためにやって来た!前回のリベンジね!ライオンヘラジカの平原号よ!

 ヘラジカ「今回は勝つ!」

 ライオン「まあそれなりに頑張るよー」

 ジェーン「今回はライオンさんが運転なんですね」


 エントリーNo.5番!

 興味津々&すぐ飽きるの凸凹化学反応!ツチノコスナネココンビのヒストリエ号!

 スナネコ「わー、ひとが沢山いますねー、コレは何でしょうか、押してみましょう」プップー(クラクション)

 ツチノコ「ピャアァァァァァ何や”ってんだお前え”!」

 スナネコ「あはは面白いです」

 プリンセス「今日はびっくりすることが沢山あるわね、コウテイ?」

 コウテイ「(さっきので気絶中)」チーン


 エントリーNo.6番!

 こんな噂を知ってるかい?サーキットの狼と呼ばれたフレンズの話を!オオカミキリンコンビのミステリアス号よ!

 オオカミ「ふふふこの勝負いただきました…なんてね」

 キリン「先生とのコンビなら2週、いや3週でも優勝可能ぉ!」

 オオカミ「話盛りすぎじゃないかい?」

 プリンセス「フルルは誰が優勝すると思う?」

 フルル「オオカミ!」ニコォ

 コウテイ「あ、ああそうだな(コレはウソだな)」


 エントリーNo.7番!

 威嚇で敵を寄せ付けない!悪魔を味方につけたぞ!ミナミコアリクイタスマニアデビルコンビの寄らないで号!

 コアリクイ「緊張するよう…」

 タスマニアデビル「かつぞー!」

 ジェーン「小さくて可愛いですねー」

 イワビー「オレとおんなじ軽量級ってヤツだな」


 最後よ!エントリーNo.8番!

 ハンターの走りを見せてやる!でもキツいオーダーは遠慮だよ!キンシコウリカオンコンビのハンティング号!

 キンシコウ「あなたは走りに集中して、指示は私が出しますから」

 リカオン「オーダー、了解です!」


 以上各マシン出揃ったわね!続いてはコースの説明よ!ここをスタートに山道を走るからコースアウトによる落下に気をつけてね!万が一の場合に備えてちゃんと救助隊は呼んであるけどね

 それじゃあ行くわよ!3・2・1スタート!

 ブロロロロロ…


 さあレース始まりました今の首位はミステリアス号に続いてハンティング、ヒストリエと並んでるわ


 博士「奴らは近道を知らないのです」

 助手「ここを抜ければショートカットになるのです」


 マーゲイ「あーっと?博士助手コンビコースを外れて森の中へー!一体どうするつもりか!」


 ミナミコアリクイ「な、なんだよう!あっち行ってよ!」威嚇

 シロサイ「それはごめんなサイ…」

 カバ「お言葉に甘えてお先に失礼ですわ」

 タスマニアデビル「わー!待って待って!」


 ライオン「今回はヤケに大人しいじゃない?ヘラジカ。ひょっとして前のこと引きずってる?」

 ヘラジカ「そんな事はないぞ!いやしかしちゃんとやらねばダメだとは思った」

 ライオン「代わってよ、キミじゃないと速度出ないんだよねー。ナビゲートなら任せて」


 ハシビロ「じーー……」

 チベスナ「じっと見つめてますよ」

 リカオン「うわっ…めっちゃ見てますよ先輩」

 キンシコウ「ふふふ微笑ましいわね」


スナネコ「景色が綺麗です」

ツチノコ「まぁ悪くない眺めだな」

スナネコ「まんぞく…」


 キリン「余裕の1位ですね先生!」

 オオカミ「わかったから覗きこまないでくれないか?前が見えないんだ」

 キリン「すいません!すいません!話すときは顔を見ないと安心出来なくて…」

 オオカミ「ああ、よくわかるよ、しかし今はレースに集中しないとね。アリツさんにいい話を土産に持って帰ろう」


 さてレースは中盤!峠に差し掛かるとこよ!ここは落下の危険が危ないわ!


 オオカミ「ハンドリングは苦手でね、一旦森へ迂回しようか」

 キリン「さすが先生!」

サイサイサーイ!お待ちなサーイ!

コアリクイ「うわあぁぁ追っ掛けてくるよう!」イカーク

カバ「逃しませんわよ」

シロサイ「観念しなサイ!」

タスマニアデビル「わああ!(急ブレーキ)」キキー


 がちゃーん

カバ「あーれー」

シロサイ「無念ですわ」

あーっとカバコンビ落下によるコースアウトでリタイア!


別のチームはどうなってるかしら

 ハシビロ「ごめんなさい…」

 チベスナ「前方不注意でした」

 リカオン「あわわ」

 キンシコウ「残念…」


 途中報告よ!オオカミコンビは森に入って迂回、カバコンビはスピードの出し過ぎ、キンシコウコンビとハシビロコンビは見つめあったまま落下しちゃったみたいね!


 ジェーン「惜しくも落下。残念でしたね」

 チベスナ「まあ出場できて嬉しかったのでよしとしますよ」

 キンシコウ「いい経験になりました」

カバ「せっかく可愛い子とお友達になるチャンスでしたのに残念でしたわ」


 ヘラジカ「ホントにいいのか?まっすぐしか動かせないぞ?」

 ライオン「いいよ、キミならきっと大丈夫」

 仕方ない!イクゾーうおおぉぉぉぉ!!


 マーゲイ「あーっと!ヘラジカコンビ大ジャンプして崖を飛び越えるつもりだ!無理じゃない?キタキツネさんどう思いますか?

 キタキツネ「アイテム使わないと無理かも…」

 アイテム…?わけがわからないわ!🍄」


 ぉぉぉおおおお!!!ガガガン

 大ジャンプは見事成功!現在一位に躍り出たわ!

 峠を抜けたらもうすぐゴールよ!


 オオカミ「あれ〜、こんなつもりじゃなかったんだけど…」

 キリン「ぐぬぬ…コレは陰謀よ!誰かが私達を失脚させようとしてるのね!」

 オオカミ「迷いの森で二人きりか…いい話が書けそうだ」


 オオカミコンビは迷っちゃったみたい!残念ながらリタイアね


 博士「見えて来たのですよ助手」

 助手「もうすぐゴールなのですね博士」


 あーっと!博士助手コンビが近道抜けてトップに!

 Q:ライオンコンビはどうする?

 A:とにかく突っ込む

 ですよねー


 うおおおぉぉ!!

 博士「このままじゃ追いつかれそうなのです。もっと速度を上げられないのですか?」

 助手「これが精一杯なのです…」


 パァン

 シマッタ!

 あ、パンク!コレはリタイアか?

 ヘラジカ「いいやまだだ!」

 ライオン「いやいや無茶だって!」

 ヘラジカ「私、いや私達ならできる!」


 ヘラジカがカートを押して突進してくるわ!

 イワビー「反則じゃないか?いや書いてないから別にいいか」

 コウテイ「勝負には多少のルール改定だってある」

 プリンセス「最後までわからないわね!」

 フルル「博士がんばれー」uso🎌

 コウテイ「フラグを立てるな!」


 ズガアアアアァァァァン

 マーゲイ「タッチの差でライオンコンビの大勝利!おめでとう!」

 ライオン「いやー、私はいいからヘラジカを労ってあげて」

 ヘラジカ「はっはっは!疲れた!」ドヤァ

 博士「うう…負けたのです」

 助手「残念なのです…」

 博士「約束としてかばんの料理を好きなだけ食べて来るといいのです」

 かばん「ちょっと待ってください、どうせたくさん作ってるしみんなで食べるべきじゃないですか?」

 さんせーい!

 サーバル「そうだよー!その方がいいと思うも!」

 ライオン「異論はないねー」

 ヘラジカ「うむ!私達二人では食い切れん!」


 それじゃあいただきまーーす


 助手「博士、食い意地を張りすぎた我々の敗北ですね」

 博士「皆で食べる方が美味しい事は知らなかったのです。なんだか…いつもより暖かい…」

 かばん「ふふっ、一つまた賢くなりましたね」


 と言うわけでみんなで仲良く食べました

(終)

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

ジャパリマシン猛レース…? @3786

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

カクヨムを、もっと楽しもう

この小説のおすすめレビューを見る

この小説のタグ