「昔がたり」を含む小説

　一ノ瀬まどかと付き合う事になって迎えた夏休み。四方山立は初めてできた彼女の存在に浮かれていた。昔から夏休みに浮かれる陽キャを見るのが嫌いだった彼だが、今年からは違う。一ノ瀬まど…

雨宮涼音は小学校の頃のトラウマでバスケットをやめてしまった。トラウマは高校生になった涼音の人生に大きな影を落としていた。 「もう二度とバスケはやらない」そう誓った涼音。けれども入…

昔、歩いた斑鳩をまた歩いてみました。アホバカ・エッセイです💦

■■県■■村へようこそ！ ■■村は人口600人ほどの、県下唯一の小さな村です。 山に囲まれた■■村にゆったりと流れる時間は、都会にはない穏やかなもの。 都会の喧騒を忘れて、懐かし…

　遥か昔から、魔術という言葉は人々の心を惹きつけ、同時に恐れられてきた。それは力の象徴であり、未知の領域への扉でもあった。 　 　しかし現代では魔術を扱える魔術師はおらず、魔道司…

　妹は昔、肺炎をこじらせて死んだ。 　兄である私は、彼女からの願いを引き受け続けている。 　それは彼女の笑顔とは裏腹に、酷な願いだった。 　昔の作品です。短編集にあったものを一…

友達も居ない、彼女も居ない、話せる相手も幼馴染の女の子や家族くらい、家に籠もってゲーム三昧の何処にでも居るコミュ障陰キャ、一ノ瀬　飛翔（いちのせ　つばさ）。 そんな外で唯一話せる…

その昔、異種族が共存する「ヘイルズ」と呼ばれる地で、多くの異種族を虐殺した異種族がいた。 それは世界の大半を支配する魔族であり、一方では身を守る力すら持たない人間族も存在し、…

あらすじ “『男』みたいな奴だな”　そう昔に言われたことのあるシャルテ・グレイシスはその言葉に、自身が『女』ではなく『男』として生きた方が良いのではないかと思いはじめてから10…

　赤村直樹はレストランで恋人の青崎由美を待っていた。 　連絡もつかず、中々現れない由美。 　何かあったのだろうか。 　夜は静かに更けていく。 　昔に書いた（考えた）話シリーズ…

　昔の作品です。 　以前は短編集の方にも載せてありました。 　彼女は僕に尋ねた。 　翼が生えたら何をしたいか、と。 　僕には体力がないからあっても無意味だろう。 　同じ質問を…

飯田悠悟(いいだゆうご)は同級生である福山舞菜(ふくやままな)に高校の卒業式前日に好意を伝えられる。しかし、答えを言えぬまま「叶わないままでいい」と言い放たれた。真意をつかめぬま…

昔の作品です。 以前は短編集の方にも載せてありました。 サリンジャーっぽく書きたかったのです。 『おせっかいというのは、小さな小さな侵略だ。いやな言葉かもしれないが、これからす…

九曜と雪上は小笠原教授の年末の大掃除を手伝っていた際に、教授が保有していた、とある古い資料を見つけ、寒蝉寺の和尚の伝承を知る。 伝承の内容は、昔々、寒蝉寺にいた和尚が、殿様の不況…

この作品は夢時間が昔書いた漫画をリメイクしたものです。

志藤の妻・ゆうこの次兄白川拓馬は父と共に大工の仕事をしていますが、そんな彼が自身とは何もかも正反対のとある女性と出会ってしまいます・・ 【登場人物】 白川拓馬・・ゆうこの次兄…

既婚者である卓也とその幼馴染の美香。とある日に二人で食事に行った帰宅途中、美香がふと、卓也のことが好きだと告げる。 無論、卓也は首を横に振るが、それでも好きであることに変わりは…

小鳥遊勇気(たかなしゆうき)には幼馴染がいた しかし、本人はそのことを覚えていない なぜなら、そのことを忘れてしまうほどの時間が経ち、色々なことがあったからだ…… しかし幼馴染本…

不吉知らす夢幻現れしとき、厄災の悪魔郷を襲う。 そこはかつて夢幻之郷と呼ばれた土地、上社。長閑な田舎に住む高校二年生の宮司玄弥はあるとき空に漂う黒い渦を見る。遠い昔の伝承、上社…